育成を目指す人材像

大切なのは社会人基礎力

北陸学院では開学以来、人間性豊かな人材の育成に力を注いでおり、そのために常に時代の一歩先を見据えたキリスト教教育を実践しています。では、国際化や情報化がめまぐるしく進む現代社会において、社会や企業が真に求めているものとは一体何でしょうか。誤解を恐れずに言えば、それは決して「資格」ではありません。
数多くの資格を手にすることよりも、学んだ知識を社会という実践の場で発揮していく力が必要なのです。経済産業省では、それを「社会人基礎力」と名付け、具体的に3つの能力「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」と、これらを構成する12の要素を定めています。

社会人基礎力 3つの能力/12の要素

一歩前に踏み出し、
失敗しても
粘り強く取り組む力

主体性:物事に進んで取り組む力
働きかけ力:他人に働きかけ巻き込む力
実行力:目的を設定し確実に行動する力

疑問を持ち、考え抜く力

課題発見力:現状を分析し目的や課題を明らかにする力
計画力:課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
創造力:新しい価値を生み出す力
   
 

多様な人々とともに、目標に向けて協力する力

発信力:自分の意見をわかりやすく伝える力
傾聴力:相手の意見を丁寧に聴く力
柔軟性:意見の違いや立場の違いを理解する力
情況把握力:自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
規律性:社会のルールや人との約束を守る力
ストレスコントロール力:ストレスの発生源に対応する力
 

本当に企業が望む人材へ

2009年に経済産業省が実施した調査結果にも、社会人基礎力を求める企業の声は表れています。同時に、企業と学生では、考えに大きな差があるのも事実です。学生は業界に関する専門知識を企業側が求めており、自分自身にも欠けている要素と感じていますが、実際は、企業側は学生に対して「主体性」「粘り強さ」「コミュニケーション力」の不足を感じているのです(上記図)。また、日本経済団体連合会が2009年に提言した企業が求める「人材像」としても、①自主性・積極性、②進取の精神、③柔軟な発想と深い考察力、④コミュニケーション力、⑤国際的な視野と多様性の受容--の5つの要素を挙げています。
もちろん、だからと言って、資格取得に意味がないわけではありません。資格取得を目指す過程ではぐくまれる社会人基礎力もありますし、卒業後に目指す世界で働くために必要な資格も少なくありません。つまり、重要なのは資格の数ではなく、企業が本当に求める資格を確実に取得することだと言えます。
本学では、コミュニティ文化学科で情報関連などの資格をはじめ、新たに開くキャリアアップ講座でTOEICRやビジネス系の検定資格、食物栄養学科で栄養士を含めた3ライセンスと、学生の未来に直結し、企業ニーズの高い絞り込んだ資格取得をサポート。並行して、キャリア教育や専門教育を通して、社会人基礎力の育成を目指しています。 他者への思いやりから生まれるホスピタリティ----。2年間で身につけたその力を実社会で発揮できる人材の育成が、私たち北陸学院のミッション(使命)です。

図出典:経済産業省2009年度就職支援体制調査事業※上位3つまで回答