| 4年生 総合「桜茶を作ろう」 −2005年5月10日− |
 9日、総合の時間で行ってきた「桜茶」が完成しました。今日はその取り組みについて紹介します。
総合的な学習は、自分たちで課題を見つけること。課題をどのように解決しどのようにまとめていくかについて、今までの取り組みをヒントに考えました。 話し合いの中で、三小牛の「桜」を素材とした意見に話が盛り上がりました。そして桜を使って「さくらもち」さらに「桜茶」の話になりました。
「桜茶?」そんなのがあるの?「作り方は?」そこで、学習課題「桜茶をつくろう」が決まりました。
休み時間、早速、教室のパソコンで調べている子がいました。「桜茶の作り方」で検索してみると2件のホームページが見つかりました。また、家でも聞いてくることにしました。
さて、桜茶を知らない子がいましたので、飲んでみました。(スーパーで売っている物)「さくらもちのにおいがする。」「(お湯の中で)バラのようにきれい。」
 ところで、「桜茶はいつ飲むのか。」という話になりました。「お祝いに飲むというのを聞いた。」という意見から、「お祝いと桜茶」の関係に興味が展開しました。あいねさんが、「さくらはうれしくて、これからという感じがする。…気持ちが重なっていると思う。(仮説)」みんなうなずき、日本の花「桜」についても調べ、確かめてみることにしました。(4月14日「最新情報」掲載)
初めに「桜茶の作り方について」調べたことを話し合いました。準備する物や気をつけることなどを確かめました。白梅酢?大さじって?…さらには、3分咲きの八重桜がたくさんいるということ。…みんなで作る計画を立てました。(実際は7分咲きのものも入れています。その方が仕上がりがきれなようです)
 毎日の天気と桜の様子を観察しました。4月25日!天気も良く花の開き具合もちょうどよくなりました。集める桜の量は1.5kg。花がなくなってしまうかな?と心配しました。でも、花はそれ以上にたくさんあることが分かりました。
八重桜を水で洗い(その後水切り)、塩を加え塩漬けにします。花の香りがほんのり家庭科室に広がっていました。(塩漬けを2・3日します。)塩を加えただけで色が少し鮮やかになりました。 さて、2・3日してからあがってきた水を捨て、白梅酢を加える計画(マニュアル)でしたが、白梅酢ではなく梅の成分であるクエン酸を使うことにしました。(食品加工の専門家の方に伺うと「濃度が計算でき、色も味も保証?できる」ということでした。)また、漬け物に詳しい加原さんが2日後の水の上がり具合を見て塩を少し加えました。
クエン酸を入れると、今まで以上に色が鮮やかになり、塩を少し加えただけで水があがってきました。濃厚な桜餅の香りがしてきます。ここからさらに1週間漬けておきます。
桜茶作りが進む中、もう一つの学習課題「桜茶とお祝いについて」調べる方法を考えました。
あいねさんの「さくらはうれしくて、これからという感じがする。…気持ちが重なっていると思う。」という仮説を、みんなで確かめました。 インターネット上には紹介されている記事はありません。そこで、「いろいろな人に聞いてみたらいい。」ということで、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんなどの人に聞いてみることにしました。(思うことも聞いてみよう)
結果は、桜は春の花を代表する花。春は新しい命が芽生える季節。桜茶が透明であることからうそがないということ(底が見える)。桜が開く様子が美しい。桜が開くことから縁起がいい。(お祝いの)紅白の色をイメージしている。香りがいい。…また、オーストラリアに短期留学していたあいねさんから「オーストラリアにも桜があるけれど桜茶はない。」という意見から、日本人にとって桜は、特別な花であると感じました。
 さて、5月6日。1週間の塩漬けが終わりました。香りはさらに濃厚になって、桜餅の香りを凝縮したものになっています。 また、色はさらに濃い赤色になっていました。この日は、塩漬けにした八重桜を絞り、2・3日陰干しをします。家庭科室のテーブルにキッチンペーパーを広げ、そこに絞った八重桜を並べました。 家庭科室は、桜餅の香りでいっぱいです。でも、長くいると分からなくなりますので、しばらく家庭科室の外に出て、もう一度家庭科室に入ってみました。すると、その香りは作った人でないと体験できない、素晴らしい香りであることを知ることができました。
いよいよ完成です。少しだけ水分が残っているような感じです。この干した桜に、さらに塩を加えて保存用にします。たっぷり塩をまぜます。
できあがった桜茶は一人ひとりビンに入れました。そして、ラベルを作りました(食品名・内容と量)。 また、「桜茶について」「飲み方」「桜茶の他の使い方」などのカードも作りました。学習した内容のまとめが表現されています。 |
できあがった桜茶はそれぞれ持ち帰り、ご家庭で飲んでいただくことにしました。(5月9日) 今日(10日)、その感想を聞きました。 「家族みんなで飲んだ。おいしいと言われた。」「香りがいい。」「おじいちゃんやおばあちゃんに送った。」「学校で飲んだときは飲めなかったけど、自分で作った桜茶は飲めた。おいしかった。」「スーパーの桜茶よりおいしい。」「家を造ったときにとっておく、といわれた。」「妹の卒園式の時に飲むことにした。」「大事にとっておく、といわれた。」…。 また、保護者の方から「得意げに(子供が)話し、作った桜茶とカードを見て、うれしく思った…。」と、ご感想もいただきました。
先生方にも飲んでいただきました。飲んだ人みんなが桜茶の香りと共に笑顔になったのが、とても印象的でした。
「桜茶をつくろう!」の活動をとおして、日本の人が大切にしている思いや願い、そして、すべての人が本当に幸せや喜びを願っていることを感じました。
桜茶の香りや味!人々の願いや思いを知る体験となりました。 |