桜茶をつくろう
2年算数科
 北陸学院小学校
 本校ではかけ算九九を確実に習得できることを願って、20年も前から「かけ算はかせ九九免許証」を発行しています。卒業生は今でも持っているそうです。
 だって有効期限は「一生」なのですから…。
  かけ算はかせ九九免許証  −2008年3月10日−
 2年生では、後期に入って(10月)かけ算の学習に入りました。

 1あたり量をみつけてかけ算の式に表したり、九九を覚えたりなどして学習してきました。このかけ算の学習は、教科書では12月で学習を終了しています。

 けれども、かけ算九九は「一度覚えたからそれでよいのではありません。」かけ算は四則計算の一つとして重要な学習ですから、本校ではこれからの学習に備えて、1月からも継続して取り組み、確実に習得できることを願っています。この願いを形にしたものが、20年前から「かけ算はかせ九九免許証」として今に至っています。この免許証を取得するには、

*それぞれの段を順番に言うことができる。(例えば二一が2、二二が4……)
*それぞれの段を逆順に言うことができる。(例えば二九18、二八16……)
*バラ(先生が示した九九)を言うことができる。
*年度によっては卒業筆記テスト81問を出題することがあります。今年度は行いました。

 休み時間やお残り遊びの時間を使い、かけ算九九チェックを受けるため、先生の前には列ができました。「昨日、お風呂でお父さんと一緒に九九の練習してきたよ。」「トイレに九九の表が貼ってあって毎日見て言っているからばっちり!」どの子も真剣に取り組んでいたのが印象的でした。

 「かけ算はかせ九九免許証」授与式も行われました。名前が呼ばれると、元気のよい返事と共に嬉しそうに免許証を受け取りにくる2年生。免許証をじっと見つめる子、なくさないように大切に連絡袋にしまう子、教室を飛び出して職員室にいる先生に見せにいく子、お友達に見せる子、みんな満面の笑顔でした。

 次の日の朝のことです。2年教室に入った途端、先生はびっくり!免許証を首から下げて歩いている2年生がいます。
「先生、見てみて。」と嬉しそうに首から下げた免許証を見せてくれました。「免許証にちょうどいいケースがないか、お母さんが探してくれたよ。」「お父さんに見せたら、会社に持って行って会社の人に見せるって言ってたよ。」「家に帰ってすぐに宝物箱にしまったよ。」

 免許証を取得していない子には、免許証をもらった子が「○○ちゃん、がんばれ。七の段はむずかしいから練習を見てあげようか。」と、声をかける姿が見られます。「かけ算はかせ」が、新たな「かけ算はかせ」を生むために一生懸命に力を貸してくれています。
 2年教室は毎日、免許証の話題であふれています。

 この免許証の有効期限は「一生」という言葉が記されています。生活の中で一生、かけ算九九を使うことからつけられました。でも、上学年の先生から「かけ算九九はかせ免許証の更新の必要性」の声が聞こえてきます。それはなぜでしょうか。2学年では免許証を取得するまで、繰り返し何度も何度も覚えたのに、それでも忘れてしまうことがあるということです。学習は一度終わったから終了するものでないことを実感します。

 「一生」という言葉の中に、「学習は一度終わったから終了するものでないこと。」を、子どもも大人も知っていることが大切ですね。
(記:2年担任 原田)

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