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給食だより
制作:給食委員会と6年生・北陸学院短期大学食物栄養科
 北陸学院短期大学部食物栄養学科2年生と本校の6年生が、「みんなでいっしょにクッキング」をしました。3回目となるこの活動では、共に調理の体験や食生活のあり方について学んでいます。
 未来の指導者と未来を担う子ども達が共に学び合っています。 

6年生「食育」みんなでいっしょにクッキング1−2008年9月17日
 北陸学院短期大学部食物栄養学科2年生と本校の6年生が、
「みんなでいっしょにクッキング」をしました。

 3回目となるこの活動では、共に調理の体験や食生活のあり方について学んでいます。

 今回は、
 ・郷土の食材を使った加賀料理
 ・調理器具の使い方
 ・栄養のバランスなどです。

 作るのは5品!「え?そんなに作れるかな?」と、6年生。短時間で通常の2倍以上の品数です。(事前の準備はありますが、ほとんどが材料を切るところからスタートです。)

 始めに、学生さんより調理の説明がありました。加賀の食材、調理の仕方、器具の使い方、注意…そして、作り方…の実演です。説明と同時に調理が進みます。
 テレビモニターがあり、料理番組をみている以上の臨場感があります。その手際よさに…30分で5品ができあがりました。
「(6年生から)作れるかな…。」と、心配そうな声が聞こえてきました。

 いよいよ調理開始!
 ニンジンを切りました。「ニンジンは堅いので気をつけて。」6年生は真剣です。「そうそう。」失敗しても、大丈夫大丈夫。「ここはね。○○するといいよ。」学生さん達のやさしい声が聞こえてきます。(調理実習ではマンツーマン以上の指導です。)

 包丁が恐い…と感じている子もいます。でも、一つひとつの声に励まされ、そして、次々とできました。できたときの表情は…想像できますよね。

 分からないこと、心配なことは全てお姉さんが温かく(学生さん)教えてくれるのです。調理室においしそうな香りが広がっています。

 材料を切り始めて約1時間。(ご飯は炊飯器ではありません)5品ができあがりました。盛りつけは、食事をする大学の愛真館ラウンジです。
「この食事、どこの班よりおいしいと思う。」と、うれしそうに運ぶ6年生です。

 盛りつけについても…アドバイスがあります。「えっ?…並べ方」「○○したらきれいでしょ。」美しさも大切な食育です。

 いよいよ食事です。
 「おいしいー!」
 すばらしい味です。そして、6年生は作った喜び、学生は指導を通してできた喜びがありました。自然に笑顔が溢れます。
 いつもはあまり食べない子も、今日は特別でした。
 
 食事の後半に、学生の皆さんから栄養素の3色のクイズ、栄養バランス、加賀野菜についての食育指導がありました。

 今日、使った食材がどのような栄養になっているのか。また、献立から栄養のバランスは?…6年生はいろいろ考え、確かめました。(食材を切る作業が入っているので、材料一つひとつに関心が高まります。)

 指導のために時間をかけて準備をしてきた学生。それを感じ取る6年生。学生のみなさんの熱意が、6年生にしっかりと伝わっていました。
 学生のみなさん・6年生は「楽しかった!」…「疲れた!」どちらも本音でしょう。だって、約3時間!みんな真剣だったのですから。終わった後、充実した快い疲れと喜びがあったと思います。

 食育…それは食を通して学ぶこと。そして、食を通して「温かい人との交わり」が大切であることを感じました。

 未来の指導者と未来を担う子ども達が出会う「子どものための食育」の活動は、北陸学院の目指す教育(活動)の一つです。また、このような活動ができる環境にあるのも北陸学院なのです。
 今回3回目となるこの活動を、私(釜土)は始めから終わりまで、全て見させていただきました。
 感動したのは、学生のみなさんの熱意です。戸惑う子ども達に「どのように声をかけようか」と、言葉を選び説明をしていました。また、(短時間で)6年生の個性を捉えて口調を変えている学生さんもいました。(思わず苦笑!…私も同じように声をかけるなと。)熱意が指導に変わる瞬間でした。どうしたら伝わるか…指導者には大切なことです。
 次回(シリーズ2)は、6年生の感想から、「学び合う、子どものための食育」を掲載します。(「シリーズ3」はレシピです。)
(記:教務 釜土)
「みんなでいっしょにクッキング2」/学び合い−2008年9月17日−
 北陸学院短期大学部食物栄養学科2年生と本校の6年生の「みんなでいっしょにクッキング」をしました。
 シリーズ2では、6年生の感想から学生の皆さんと学び合う、次の世代を見つめたいと思います。(『 』は6年生の感想より)

 今回のテーマの一つ「郷土の食材を使った加賀料理」…。『石川県の郷土料理が何か、よく分かった。じぶ煮を食べたのは初めてだったけれど、とてもおいしかった。』

 日本の食卓をみると…、いろいろな料理がありますよね。特に日本は、世界の料理について、情報や外食産業など「新しい食」がたくさん入り込んでいます。

 そうした中、身近な地域(食材や郷土料理・伝統料理)を見つめることは、食の原点(食育を考える意味で)大切なことだと思います。
 地域の野菜は、昔からその土地の風土や気候に合ったものが今に残っています。そして昔の人々は自然の恵みを生かした、その土地の文化をつくりました。『金時草(加賀野菜)には栄養があることを学びました。』

 また、学生さんより加賀野菜の五郎島金時(さつまいも)の説明がありました。
『えっ、五郎島金時って加賀野菜だったの?』石川県では、さつまいもといえば五郎島金時。6年生は「労作の時間」で、毎年苗植えから収穫まで行ってきたさつまいもです。
 あのおいしさと地域の良さが結びついた子がいました。

 調理実習の加賀料理「じぶ煮」は、『感動するほどおいしくて、完食しました。お母さんにも教えてあげようと思いました。』という感想。
 さらに、長芋と金時草の酢の物に『いつもの給食と味が違うような気がする。』と、満足した笑顔は写真からも伝わりますよね。

 さて6年生の感想をピックアップして掲載してきましたが、全員の感想(文章)に共通の思いがありました。それは学生のみなさんへの感謝の思いです。(抜粋)

『大学生のみなさんにやさしく教えてもらいました。ありがとうございました。(あかり・みちよ・すずの)』
『また機会があれば加賀料理をつくってみたいです。(Tゆうき)』
『教え方がうまい、上手にできました。(りょう)』
『とってもていねいで分かりやすく教えてくださった。うれしかった。(さら)』
『また加賀料理をつくってみたいと思った。(ゆうじ)』
『ぼくは今日一日で料理をつくるのが上手になったと思います。(Oゆうき)』
『ありがとうございました。家で料理をしようと思いました。(かのん)』
『加賀野菜、そしてこの石川に親しくなれた気がしました。(けんと)』
『小学校でする調理実習とは、また違って楽しかったです。(ふみあき)』
『他の学校ではできない体験です。やさしく教えてくださってありがとうございます(まなか)』
『あの短い時間でたくさんの料理ができたのがすごいと思った。教える方も大変だったと思う。(ゆきなり)』
『付きっきりで指導してもらえて嬉しかった。料理が前より好きになりました。(しょうたろう)』
『とっても楽しかったです。また、挑戦してみようと思います。(まいこ・たいせい・みきやす・まひろ)』
『やさしく分かりやすく教えてくださるために、たくさん勉強されたことが分かりました。(りさ)』

『わたしは、最初、自分一人で5品をつくるなんてとても心配でした。でも、お姉さん達がとてもやさしくしてくれて最後は全然心配がなかったです。大学のお姉さん達は失敗したら笑って「大丈夫だよ。」と声をかけてくださいました。じぶ煮のほんのりした甘さは、お姉さん達の優しさに似ていました。お姉さん、ありがとうございました。(みお)』

 食育を通して学び合う学生と小学生達。料理の楽しさ、石川(金沢)の良さを知ることで、これからの「食」を担う、次の世代をつくる一人ひとりの姿が目に浮かびました。


『朝、家を出る前!お母さんにしつこく5回も「レシピもらってきてね。もらえなかったらメモしてきて。」と、言われた。』という子がいました。
 じぶ煮などのレシピはネット上にもたくさんありますが、今回の「みんなでいっしょにクッキング」のレシピを「シリーズ3」で紹介します。
(記:教務 釜土)
シリーズ3「みんなでいっしょにクッキング3」/レシピ−2008年9月17日−
 北陸学院短期大学部食物栄養学科2年生と本校の6年生の「みんなでいっしょにクッキング」をしました。シリーズ3はそのレシピ(2品)を紹介します。
 作ったのは5品
1.ごはん
2.とり肉のじぶ煮(加賀料理)
3.長いもと金時草の酢の物(加賀野菜)
4.豆腐とワカメのみそ汁
5.リンゴのコンポート
 今回もすばらしい充実した活動でした。ただ残念なことは、皆様にこの味と香りを伝えられないこと…。ぜひ作ってみてください。
 最後になりましたが、学生の皆さん、大学の先生方ありがとうございました。 

とり肉のじぶ煮(加賀料理)
4人分

とりもも肉  1枚(300g)一口大にそぎ切りにする
にんじん  小1本 5ミリ幅の輪切り
生しいたけ  4枚 たて半分にそぎ切りにする
すだれふ  1/2枚 三角に切り、下ゆでする
ほうれん草  1/2ヮ 熱湯でゆでて冷水にとり、水けを絞り、3cm長さに切る

小麦粉  大さじ2
だし  400cc 
aの材料
 大さじ2
しょうゆ  大さじ4
 ひとつまみ
さとう  大さじ1強
*かたくり粉・酒・塩
 
@ とり肉は、小麦粉を薄くまぶしつける。
A なべにだしと調味料aを入れ、沸騰してきたら@のとり肉を入れてゆで、火がとおったら取り出す。
B Aに、にんじん、しいたけすだれふを入れて煮る。
にんじんがやわらかくなったら、とり肉を加えしばらく煮る。
C 煮汁のとろみがたりないときは、水で溶いた片栗粉を加える。
D 器に材料をいろどりよく盛り、ほうれん草をそえ、Cの汁をかける。

出来上がり。

長いもと金時草の酢の物
4人分

長いも  250g 皮をむき、ひょうし切りにし、酢水につける
金時草  60g 葉を取り塩ゆでし、水けをしぼり2〜3cmに切る
 少々
あわせ酢
 大さじ2
しょうゆ  大さじ1
さとう  大さじ1
 ひとつまみ
 
@ 長いもと金時草をあわせ酢であえる。

出来上がり。
(記:教務 釜土)

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