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三小牛は あなたのふるさと      小学校長 小川 和子

 毎年、卒業生から言葉を求められると、私は「三小牛はあなたのふるさと」と書いてきました。この願い通り、たくさんの卒業生が折にふれ学校を訪れ、音信をもたらしてくれるのをどんなにうれしく迎えたことでしょう。
 今、「三小牛はわたしのふるさと」になろうとしています。38年通った学校は私にとって働き場というより我が家のような居場所になっていました。

 けさも出勤してきて職員室の窓のブラインドを引くと、まるで映画のスクリーンがあくように視界いっぱいに

山並みが目に入ります。今まさに朝日が春雪いただく山の端を離れようとしているところです。この感動を形容するには聖書の詩篇121篇こそふさわしく思われます。

 目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。
 わたしの助けはどこから来るのか。
 わたしの助けは来る
 天地を造られた主のもとから。

 ここに身を置くことで、私は創造主の恵みをより多く味わった幸いを思うのです。
 小学校の歩みは決して順調なものではありませんでした。ある年には1年生が9名、全校79名ということもありました。そんな中、「規模は小さく、希望は大きく」をスローガンに教職員は労を惜しまず働きました。

 私が校長に就任してから「人から学ぶ 自然から学ぶ 世界から学ぶ」を掲げました。人ー温かく深い人とのかかわり、自然ー三小牛の自然の教育的活用、世界ー国や人種の違いを越える交わり、これらを本校の特色として意識的に活動を展開しました。 私の在任中手がけた仕事に制服の改定、ジブゲイト小学校との姉妹校提携、何回かにわたる校舎の増築改修などがありますが、それらはすべて育友会の積極的な働きかけによってスタートし、北陸学院小学校を育てる会の援助が加わって実現したものです。校長は両者のエネルギーを推進力にして進められたことの成果であると感謝いたします。

 ある時期に、小学校に明け暮れる自分の余裕のなさ、自分は何と狭い貧しい生き方をしているのかと強く意識したことがありました。しかし今、どんなに豊かなものであったかを思い知りました。子ども達から、ご両親方から、学校内外の人々から、どんなにたくさんの貴重なお心をいただいたことか、残る生涯を支えるに足る賜物をいただきました。皆様への心からの

感謝とともに、小学校が40年を機に、強いリーダーシップと新しい体制のもと発展することを期待します。

私たちの校長先生

 私たちの校長先生は、いつも明るく、みんなのことをいつもニコニコしながらみていてくれる優しい人だと思います。

 誕生日祝い礼拝の時、一人ひとりに送られるカードは、書いた担任の先生と校長先生の気持ちがいっぱいあります。ニコニコした校長先生からのカードをいただくとだれだってうれしくなります。だって、自分の誕生日を「いっしょにお祝いしてくださっている」と思うと本当にうれしくなります。 学校行事やコンクールも同じです。表彰されるときはきんちょうしながらみんなの前にでます。
「おめでとうございます。」
と、いわれると「コンクールや書く力でがんばってよかったな。」と思います。わたしは、うれしくなってまた、がんばろうと思います。
 それだけではありません。私たちの命も考えてくれます。ひなん訓練の時、みんなのことを第一に考えてくれます。校長先生は、
 「火事の時、トイレに一人でもにげおくれの人がいたら、先生は水をかぶって助けに行きます。」

と言っておられました。わたしは、私たちのことを大切に思ってくれているんだなあと思いました。

校長先生がいて、学校はいつも明るくなります。そして、校長先生は私たち一人ひとりを大切にしてくださいます。私たちはそんな小川先生が大好きです。

  感謝の気持ちを込めて                育友会長 水辺 博久

   再校40周年式典並びにバザーなど2000年度育友会事業に対し多くのご助力や助言を頂きました事、また任期中非力な私を支えて頂きました役員を初めとする育友会の皆様にあらためて御礼を申し上げます。
 私個人としては、貴重な経験をさせて頂き大きな財産を得たと思っております。会長職を辞するにあたり、過去を振り返りまた次代の育友会への期待など書きしたためなければならない処ですが、年度も末に小川校長が退職なさるという我々父兄にとっては、重大なまた残念なことが発表され驚きと戸惑いの中、あれよあれよと言う間に次年度からの学校の体制が発表されました。幸にも、名誉校長として何らかの形で小学校と、接点を持って頂ける事になって、良かったと思っています。
 小川校長は、北陸学院小学校にいらして38年、また校長に就任されてから12年とお聞きしております。まさに20世紀後半から21世紀をまたぎ人生の半分以上を北陸学院小学校と共に歩まれてきたわけです。送り出された卒業生も40代後半の方を筆頭に、いったい何人の生徒を見送られたのでしょうか。凛とした声できれいな言葉でてきぱきと話され、背筋を伸ばし足早に歩かれる姿をどの世代の児童も父兄も同じように体感してきたと思います。児童一人一人の個性を把握し、愛情のこもった指導ぶりは父兄にとって信頼し尊敬すべき存在でした。北陸学院小学校の教育方針の目に見える、まさに象徴であったと思います。

 退職されることは、学校にとっても児童父兄にとっても大きな痛手ですが、長年のご努力と深い愛情に心から感謝すると共に、できるだけ長く多くの場面で小学校に関わって頂く事をお願いしたいと思います。

 最後に我々父兄は多くの卒業生と小川校長を始めとする先達の指導者の皆様が築いてきたすばらしいここの小学校を守り育てるお手伝いを続けていきましょう。


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