桜茶をつくろう
−特別活動/特別クラブ−
 北陸学院小学校 
 1982年2オクターブのベルと16名の部員でスタートしました。1992年には部員数が50名を超え、64名の年もありました。
 今は33名になりましたが、全校児童150名を考えると決して少ない人数ではないと思います。昔も今もハンドベルが大好きな子どもたちによって、美しい音色がとどけられています。

対象学年: 3年生以上(2年生の1月より)の希望者

中学年、高学年の2チームが毎週1回、放課後練習を行っている。

学校行事のほか、市民広場・社会福祉施設などで演奏活動をしている。
日本ハンドベル連盟、日本ハンドベル連盟中部支部に所属。

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〈あゆみ〉

1982年 2オクターブのベル〈数25個〉を購入。
1983年 部員数16名で練習を開始
(北陸学院小学校ハンドベルクラブ結成)
1985年 第3オクターブのベルを購入。
1987年 第4オクターブのベルを購入
1992年 4オクターブのトーンチャイムを購入(部員数50名を越える)2セットでの練習開始
1993年 5オクターブのベルを購入。ハンドベル保護者会発足。
1995年 4オクターブのクワイヤチャイムを購入。
2000年 新しいガウンの購入(ベル保護者会より)

〈保有ベル〉

ハンドベル4オクターブ・ハンドベル5オクターブ(アメリカ、マルマーク社),
 トーンチャイム4オクターブ(日本、スズキ楽器)、
クワイヤチャイム4オクターブ(アメリカ、マルマーク社)

〈2006年度部員数33名〉
〈2006年4月からの新チーム〉
【Bチーム】 4年生 4名  3年生 13名   【Aチーム】 6年生  9名  5年生 7名
〈主な演奏活動〉
・金沢市市立病院コンサート、Winアドベントコンサート、金沢刑務所「クリスマス会」、平和町養護学校「冬のつどい」、北陸学院小学校クリスマス、香林坊アトリオハンドベルコンサートなど

北陸学院120周年式典 後奏:「ほめたたえよ、つくり主を」小学校(2列目)・短期大学ハンドベル(2006.10.21)
 ハンドベルクラブ新チーム  −2006年1月17日−
 ハンドベルクラブは先週の木曜日に「新Aチーム」そして、今日は「新Bチーム」になりました。
 新Bチームは3年生と2年生。新Aチームは4・5年生によって構成されています。

 新しく入る2年生には昨日、真っ白の手袋が配られました。あこがれのハンドベルクラブ…。「高学年のお姉さんやお兄さんのように演奏したい。」と思っていたのですから、もう朝からウキウキ・ワクワクだったそうです。

 練習が始まりました。さっそく「10人のインディアン」の楽譜が配られ、楽譜に自分が担当する音や音符に印をつけました。分からないところは、3年生や先生が教えてくれます。

 印をつけて、いよいよベルを鳴らしてみます。初めは思ったようにベルが鳴りませんでしたが、だんだん上手になっていきました。そして、演奏してみました。曲は知っているのですが、自分の所だけを演奏するのはとても難しいです。また、楽譜をまだ読むことが苦手…。でも、フレーズの繰り返しから、楽譜を読んでいきました。(読むと言うよりは感覚的につかんでいくという感じです)

 楽譜の下には、「1234」と番号が書いてあり、数を読みながらベルを鳴らすタイミングをつかみます。

 冬の練習時間は短く、今日は楽譜に印をつけ、ベルの鳴らし方の練習をしたので、演奏したのは10分ほどしかありませんでした。でも、8小節まで演奏できました。「今日は、ここまで!」という原田先生の言葉に、「えーもうおしまい?」と、本当に残念そうな2年生です。釜土先生が「来週はもっとできるよ。だって、印を付ける時間がないもの。」というと、笑顔に戻りました。「早く来週にならないかなー。」と。

 「楽しかったー。」と、声をそろえる2年生!……12月でハンドベルクラブを卒業した6年生の顔と、いつしか美しく華麗に演奏する2年生の未来の顔が重なって見えました。

 今年も、一人ひとりが力を合わせて、多くの方にすばらしい演奏をお届けしたいと思います。
 (写真は新Bチーム)

エピソード 「楽譜を読む」楽譜が読めなくてもハンドベルクラブに入ることができます。(選考はありません。希望者全員がクラブに入ることができます)
 Bチームの練習曲は、音符の仕組みが視覚的に分かるような曲を選曲し、さらに釜土先生が演奏しやすいように編曲したものを使っています。
 つまり、楽譜を読むための指導ではなく、楽譜を自然に読めるように工夫しています。例えば四分音符の次に八分音符が続く10人のインディアンの曲やカノンの二分音符から四分音符に展開するような曲などです。
 ハンドベルはチームで演奏する楽器です。チームの一員として関わろうとするとき、「楽譜を一生懸命に読もうとします。」そうした、思いをハンドベルクラブは応援していきます。

 さて、「楽譜が全く読めなくてハンドベルクラブに入った」ある卒業生に聞きました。「いつから読めるようになったの。」「分からない。でも、気がついたら読めるようになっていた。」と。その卒業生は、今パイプオルガンの(教会の)オルガニストを目指しています。


ハンドベルクラブ   みかこ  (写真は新Aチーム結成 1月)

 私は、3年から6年生までハンドベルを4年間やってきました。この4年間を振り返ってみました。難しかったこともたくさんありました。でも、先生はハンドベルの鳴らし方や基本を教えてくださいました。

 この、教えていただいたことを覚え、私たちは、平和町養護学校に行きました。ここでは、いろんな人に出会いました。このとき、身体に障害があっても私たちと同じように一緒に遊んだり活動したりすることができることを知りました。

 また、刑務所にも行きました。刑務所ではみなさんが静かに聞いてくださいました。ときには、泣いている方もいらっしゃいました。わたしは、そんな人たちが好きだし、ハンドベルを鳴らしている私たちもとてもいい経験になりました。

 アトリオでも演奏しました。お買い物に来た人たちが、このハンドベルの演奏を聴いて立ち止まってくださる方が多く、たくさんの方に聞いていただくことができました。アトリオでの演奏は、一年間のまとめでもあります。

 このように、いろんな人と出会い、いろんな気持ちを持つことができました。
 わたしは、このままの気持ちが変わらなければ、中学へ行ってもハンドベルクラブに入ろうと思います。そして、、多くの人に喜んでいただけるハンドベルを演奏し続けたいと思います。

 ―地域との交流を通して―
小学校教諭・ハンドベルクラブ顧問 釜土 純雄

学院の各部局にハンドベルクラブがありますが、小学校のハンドベルの歩みはもう20年近くになります。1982年に2オクターブのベルを購入し、その翌年から部員数16名で練習を開始。その後、第3、第4オクターブのベル、トーンチャイム、第5オクターブのベル、クワイアチャイムを購入してきました。現在、小学校で5オクターブを使用し、2セット演奏(ピアノで言えば2台分)しているのは日本では本校だけです。

ハンドベルクラブは、今年度はAチーム、Bチームと合わせて部員数58名で、毎週1回練習をし、クリスマスを迎える時期を中心に地域での演奏活動を行っています。それは単なる演奏活動ではなく、「天使のハーモニー」と呼ばれる、澄みきった、愛らしいハンドベルの音色を多くの方に聞いてもらうことで、共に喜び、慰めのひとときを過ごせたらとの願いを込めて、演奏活動を行っています。
 
今回は、福祉的な意義を込めて行っている演奏活動の中で、次の二つを紹介します。

【「金沢刑務所クリスマス」訪問】

毎年クリスマスの時期に金沢刑務所を訪問していますが、今年で11回目を迎えました。12月2日、田上町にある金沢刑務所を訪問し、受刑者約180人の前で、「赤鼻のトナカイ」や「ジングルベル」など5曲を演奏しました。演奏の方は練習のようにうまくいかなかったところもありましたが、ニコニコと笑顔で見ていてくださいました。「喜んでくださる方がいる。」これは、私たちにとっても大きな喜びです。そして、この喜びは恵みを受けて生かされている喜びだと思うのです。
 
ハンドベルの演奏を通して、社会復帰を目指す方々に希望を持ってもらえるよう、心を込めて音楽の贈り物をしました。

 【県立平和町養護学校との交流「冬のつどい」】

12月6日、5年生とハンドベルAチームが「冬のつどい」に出かけました。平和町養護学校では、2時間足らずの交流でしたが、本当に良いひとときで、先生方やお友だちにもとても喜んでいただけました。

今年で16回目を迎える交流を通して知ったことは限りがありません。その中でも、毎年、熱く感じることは、「共に喜び、共に生きる」ことの大切さです。それぞれ個人は、お互い違った環境・生活の中で生きています。しかし、どれほどそれらのことを知っているでしょう。情報として知っていても、体験することは本当に少ないのです。

 共に活動することによって、共に喜びを感じることができます。そして、共に生きていく幸いを体験をすることができます。互いの交流活動やハンドベルの響きを通して共に生きる喜びを感じ、まことの交わりが深まるよう願っています。


 あゆみの中で
 16名でスタートした結成当時。今ではたくさんのベルと部員数に恵まれたクラブになりました。
 あゆみの中で部員数が急増したのは1990年頃です。1チームは12名ぐらいで演奏するのが普通ですが、この頃、部員数も多くなりCチームが誕生しました。しかし、部員数(入部希望者)が増え続けました。
 とうとう、「くじ引きか……」というところで、保護者の方によって「保護者会」が発足し、5オクターブのベル購入を決定されました。ベルはすべてハンドメイドで、決して安くはありません。育てる会に援助を受けつつ、計画的に借入金を返済することになりました。
 日本ハンドベル連盟所属で、5オクターブのベルで演奏活動している小学校は他にありません。また、ベルを2セットつかっているチームは北陸では本校だけです。さらに、小さな小学校でこれだけの部員数とベルをもつ学校もありません。これもベルを愛する子どもたちと保護者の方の熱意によってつくりあげられたものと思います。
 ベルの音色が大好きな子どもたちが、ベルの演奏の仕方を工夫し、休まないで練習に参加することを大切にしています。そして、多くの皆様にベルの音色の美しさを楽しんでいただけるよう、今も演奏活動を続けています。

(初めてのハンドベル「早く入りたかったんだー」 2年生1月)

上記写真の子どもたちは2006年4月、中学生になりました。
「北陸学院中学ハンドベルクラブに入りました。」と、いう報告がありました。