教育の特色

未来を見据えた学び

生徒たちが高校や大学、その先の進路までを視野に入れて学ぶ上で、中学時代に確かな土台を築き、自分で考えて行動していく力を育みます。

中学生

人との関わりから、賜物を考える
北陸学院中学校3年 福島 悠真 さん

周囲のエールが、原動力に
小学生の時は消極的でした。けれども中学では、部活動で試合に勝てず辞めたくなった時に顧問の先生からエールをもらったことや、生徒会役員決めで友人に「風紀厚生委員長やってみんか?」と後押ししてもらったことで、勇気をもらい挑戦できました。先生方は一人ひとりを見てくださる心強い存在ですし、クラスメイトも互いの性格や強みを理解しているから声をかけ合えるのだと思います。

自分との対話ができる環境
友人や先生方との関係、同じ校舎にいる高校生の背中を見ながら、賜物についてよく考えます。短所だと思っていた「さみしがり屋」「人に流される」などが、実は「優しい」「思いやりがある」などの強みにもなることを、この学校にいる人たちとの関係や雰囲気から知り、安心できました。中学では自分の賜物を磨き、高校では使命について考えていきたいです。

高校生

豊かな経験の中で、生き方を問う
北陸学院高等学校1年 坂本 美晴 さん
北陸学院中学校2022年度卒業

ハンドベルに打ち込む楽しさ
中学時代、クラスメイトに誘われてハンドベル部に入りました。演奏後はやりきった感覚であふれますし、何より全員で演奏するので仲間との絆を感じられます。成功した時は仲間と嬉しさを分かち合い、失敗した時は励まし合い、教え合う大切さを知りました。その楽しさから高校でも継続して入部し、演奏の仕方などの技術と、曲の意味を音に込める表現力を磨いています。

人として大事なことを知る
礼拝では聖書の言葉について、先生の経験談を交えながら人生における大事なことをお話ししてくださいます。この時間の積み重ねは、今の自分に活きているように感じます。将来は困っている人を助けられる、思いやりのある人になりたいです。これまで友人や先輩など多くの人に支えられてきたので、これからは私も他者を支え、互いに助け合えるような関係性を築いていきます。

大学生

手を差し伸べられる人を目指して
国際基督教大学教養学部1年 キム イェイル さん
中高と北陸学院で学ぶ
北陸学院高等学校2022年度卒業

頑張ってきた英語で、道を拓く
中学から積極的に英語を学び、高校でもESSに入って英語劇やスピーチ大会で表現する訓練を重ねました。高2から指定校推薦を意識していたものの高3に入って進路に悩んだ時、担任の先生に今通っている大学を薦めてもらいました。留学生が多いことや、3年次に2つの専攻を選べるためさまざまな分野を知る友人と学び合えそうだと感じたことが、志望する決め手になりました。

世界に目を向けつづける
中高時代、「誰のために仕えるのか」を繰り返し考える機会がありました。私はボランティアなどで人と関わることにより、賜物と向き合い、成長できたように思います。今も自分の努力が誰かの支えになると信じ、大学のプログラムを活用して発展途上国に行けるよう学びを深めています。ミッションでの経験から、世界で心の病や貧困に苦しむ方に寄り添える人になりたいです。

社会人

中高での経験が、使命につながる
商社勤務 松浦 千桂 さん
中高と北陸学院で学ぶ
北陸学院高等学校2016年度卒業
同志社大学経済学部経済学科 2020年度卒業

一歩ふみだす大切さ
ミッションの教育方針は、どんなことでも良いから「気負わずやってみよう」という気持ちにさせてくれます。振り返ると、生徒が多彩な経験をできるよう、自然と機会を与えてくれる学校だったと感じます。私にとって、シャローム部のボランティアで老人ホームや保育園に通ったことが社会に関わるきっかけとなり、役に立てることがあるという気づきにもなり、今の考え方につながる大きな経験でした。

今、感じるミッションでの学び
今は、社会を支えるのに必要な鉄を扱う商社で働いています。この会社を選んだのも、中高でのボランティア経験から「人の役に立ち、それが目に見える仕事をしたい」と思ったからです。ミッションで6年間先生方に見守っていただき、時には一緒に生き方を探していただいたことは、かけがえのない時間でした。皆さんにも、この学校で夢中になれるものと出会ってもらえたらなと思います。

学習の流れ