子ども教育学科

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保育・教育のプロとなるために人間を知り、自分を知る

保育・教育のプロフェッショナルになるためには、子どもの思いを読み取り、その子その子に合った援助を創造する力が必要です。
それは、体験授業や実習といった実践的な学びだけでなく、理論も学んではじめて身につく力です。
教育理論や心理学・社会学をはじめとする隣接領域を学び人間について深く知ると同時に自分自身について知り、多様な人たちとつながっていける保育者・教師を目指します。

主要科目紹介

  • 保育内容・環境Ⅰ・Ⅱ

    将来、教師や保育者を目指す上で必要な「環境を通して行う教育」の意義を学び、幼児期の育ちに大切な「身近な環境」について考え、実際に自然散策したり遊びの環境を構成したりする中で、幼児の主体性が活かされる環境づくりの視点を育てます。

  • 地域社会と子ども

    1年次の必修科目です。子どもの発達と今日的テーマの解説後に少人数で小学校・幼稚園・保育園を一通り参観します。体験したことをディスカッションによって深め、自分の将来の方向性や専門科目の学び方を理解する体験型授業です。

  • 社会的養護内容

    児童養護施設や乳児院などの施設で暮らす子どもたちのこころを理解し、施設入所に至った要因としての児童虐待や家族問題、児童養護施設の暮らしの課題などについて、ディスカッションを通じて学びを深めます。また、家族の抱える問題について、その対応、支援方法を考察します。

  • 乳児保育Ⅰ・Ⅱ

    人間形成の基礎ができる重要な時期である乳児期。この時期に乳児の個人差に応じて保育できるよう、本学の育児支援の場「赤ちゃん・サロン」を活用して実践的に学ぶ機会を取り入れながら、低年齢児の発達や保育内容への理解を深めます。

  • 小学校英語科教育法Ⅰ・Ⅱ

    小学校では外国語活動が必修。英語で遊ぶ時間のある幼稚園・保育所もあります。小学校の英語の授業を参観したり、子どもに英語を教える教材を実際に使ってみて、クラスルームイングリッシュで子どもとかかわれる教師を目指します。

  • 発達支援論

    みんなで盛り上がっている場で違和感を抱いている人がいます。人と目を合わすことが耐えられない子がいます。自閉症スペクトラムを中心とした発達障がいという障がいについて学び、「異なる」ものが共にあることの豊かさについて考えます。

 実習

保育所・児童福祉施設

保育士の資格を取得するためには、2年次8月に児童福祉施設(児童養護施設や障害児支援施設など)で、3年次9月に保育所で各90時間の実習を行います。さらに、12月に保育所もしくは児童福祉施設のどちらかを選択して90時間の実習を行います。

幼稚園

2年次9月と2月に各5日間、3年次6月に10日間の幼稚園実習は原則同じ幼稚園で行います。4年次にはこれまでの保育についての学びを現場の先生との対話を通じて振り返り、保育者として求められる自分の力と向き合う保育力チャレンジ講座を開催します。

小学校・中学校・高等学校

小学校、中学校・高等学校での4週間の教育実習は3年次の9月に行います。プレ実習(学習支援ボランティア)として通っていた小学校・中学校・高等学校で行い、実習後も学習支援ボランティアを継続することができるので、4年間にわたって学ぶことができます。

 

地域に根差した学び

地域社会に参加しながら実践的に学び、授業で学ぶ理論や技術と結びつける

地域の人から学ぶ機会や、学習支援ボランティアなど実習に活かせる体験学習が充実しています。また、授業や課外活動で子育て支援にかかわる場も豊富にあるので、地域に根ざした学びを通して子ども理解を深めることができます。