遠隔授業:青年の心理 ADLESCENCE PSYCHOLOGY No.4

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身体発達と心理的影響

  1. 青年期の身体発達=性的成熟
    1. SEX≠GENDER
      • sex:生殖能力などの生物学的差異に基づく男女・雌雄の区別

      • →身体的相違からの男と女「生物的な意味での『姓』」
      • genger:社会的な側面での機能的違いなどの男女の区分

      • 社会から期待された男らしさや女らしさ「社会的な意味での『姓』」

      ⇒人間の「性」は生物的次元と社会的次元から支配を受けている。性的成熟が生じることはまさに生物的次元からの支配であり、自分の意志に基づくものではない。同様に性的欲求が生じる事も生物的次元から支配されている事を示す。他方、こうした生物的次元から生じる性的欲求や性衝動に対して、それを制限したり、促進したりするのが社会的次元からの支配。

      ⇒第二次性徴の発現を契機に、青年は自己を実態を伴った男性或いは女性として捉えるようになるが、身体的相違だけではなく、男らしさや女らしさと云った社会的に形づけられた行動も社会から期待されるようになる。そのため、自分が男であること、おんなであることを多様な面から吟味し、受け入れていくことがこの時期の課題となる。具体的には@生物としての「性」、A各性別に割り当てられた社会的期待としての「性」、B人間関係における男女間の「恋愛関係」がテーマとなる。

      図4-3
      LHDH:黄体化刺激ホルモン分泌ホルモン(♂=アルドステロン生成促進/♀=排卵促進黄体形成)
      LTH:性腺刺激ホルモン
      LH:黄体化ホルモン
      FSH:卵胞刺激ホルモン(♂=精子形成促進/♀=乱視発育・成熟)

  2. BODY IMAGE
  3. 性的成熟(生物学的)に伴い、身体が変化する。=body imageも変化せざるを得ない。

    <生物的「性」を受け入れる=社会的に自分を位置付けている。>

    1. 生物的「性」を受け入れた場合

    2. 自分の身体の変化を好ましいものと捉え、スムーズに受け入れる。
    3. 生物的「性」を受け入れにくい場合

    4. 自分の身体の変化を受け入れにくい。場合によっては混乱を招く。
    図4-6

    上のグラフから何が読み取れるか?(細かいところではなく、大勢を見て)

  4. 「らしさ」の問題
    1. genderの上での「らしさ」
      1. アーノルド=シュワルツネガーやブルース=ウィリスとジャニーズ


      2. →筋肉もりもり、重労働へっちゃら体型の「男」、或いはかわいい「男の子」

      3. レディー=ガガとAKB48


      4. →成熟した女性、或いは隣にいそうなかわいい「女の子」

    2. 「人間らしさ」とは何か?から考えてみたら?

    3. ※「ロボットみたい」や、「機械の様に…」を考える。=人間と機械の違いとは?
      1. 人間



      2. 機械



    4. じゃ、「自分らしさ」とは?
      1. 「人並み」とは?


      2. 「平凡」とは?


      3. 「みんなと同じ」のメリットとデメリットとは?

        • メリット


        • デメリット


      ※この頃はやりの「自分探し」
      →「自分とは何か?」でもう一度触れる。

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