地域教育開発センター

よりそいの花プロジェクト 報告会&交流会

2013/10/25 (金)

10月24日(木) よりそいの花プロジェクトの報告会&交流会がありました。

今回の報告会は、スペシャルゲストとして岩手県陸前高田市から3名の方をお招きして行なわれました。

初めに、大学生3名による発表がありました。

幼児児童教育学科の乙川さんは、実際に被災地へ行ってみて、映像で伝わらなかったことを実感しました。現地の方とは数を重ねるごとに距離が縮まり、家族のような関係になれました。みんなが陸前高田が大好きなことが分かりますと話していました。

次に食物栄養学科の増さんから山形派遣について報告がありました。山形には、福島県から多くの世帯の方が自主避難しています。子どもたちに安全な食べ物を食べてほしいという気持ちから、よりそいの花プロジェクトでは畑づくりを始めました。今年はトウモロコシ、サツマイモは天候などの影響で収穫が出来ず、唯一成功したのが、NPOの協力による米づくりでした。このお米は来月山形へ届け る予定であることを報告しました。

最後に幼児児童教育学科の新田さんからの報告でした。彼女は参加者の緊張をほぐすために手遊びを披露しました。被災地では何かしたいという気持ちが膨らむと、つい黙々と作業をしてしまうが、みなさんの笑顔を作ることが大切。実習でつらくなったときも、森の前地区の皆さんを思い出し、実習が終わったら会いに行けると頑張っています。石川にいて出来ることも考えていきたいと話しました。また、森の前地区の皆さんとめぐり合わせてくれた、社会学科の田中准教授に感謝の気持ちを述べました。

 

次に、北陸学院高等学校の生徒会より、被災地視察と交流会についての報告がありました。生徒会メンバー9名が8/1から3日間東北で活動したそうです。

震災を風化させてはいけない。自分たちが生で見たことを伝えていこう。学生にしかできない若さのパワーをみせてあげよう!ということが、大学生・高校生共通しての感想でした。

 

この後は、ゲストの方からのお話をいただきました。

ボランティアに参加している学生たちが、自分の事として、自分の生き方として被災地のことを考えてくれるのがすごい。復興に向けて頑張っている人がいることを忘れないでほしい。
花壇整備をしていると、地域の方からは「大変だね」と声をかけられることもあるが、楽しんで活動している。みんなのおかげで自分のこころにも花が咲くと話されました。

この日は、輪島から、能登地震を体験されたご夫婦が、その時に花から力をもらったとのお話をされ、花の種をプレゼントしました。

このような機会が実現したことに感謝し、今後も、心によりそい、みなさんの笑顔を作っていけるような活動にしていければと思います。