データサイエンスプログラム

最近よく「データサイエンス」という言葉を耳にします。今の社会には、いろいろなところにセンサーや記録端末などがあり、そこからさまざまな情報が集まってきます。それらの情報をうまく組み合わせると、新しいことが発見できます。これを「データサイエンス」と呼び、それを実現するために「情報科学」「統計学」「アルゴリズム(手続き)」などを横断的に用い、情報を活用することを言います。そしてそのような能力を持つ人を「データサイエンティスト」と呼ぶようになっています。2023年にはデータサイエンスを専門に学ぶ学科がいくつかの大学に開設されます。でもデータサイエンスはそれだけで完結するものではなく、ほかの要素を組み合わせることで役立ちます。北陸学院大学では、「教育」「社会」「健康科学」を組み合わせて、人と社会をより良くする人を育てます。

また、AI人工知能も、これからどんどん普及するでしょう。人間に代わっていろいろなことを考えてくれるようになります。でも便利な人工知能に頼りすぎると、大事なことを見落としてしまわないでしょうか。人工知能は答えを教えてくれますが、どうしてそうなるのかがわからないことが多くあります。AIに学ばせた人によっては、もしかしたら間違った答えが出てくるかもしれません。

北陸学院大学では、2023年の新学部設置に合わせて、データサイエンスや人工知能(AI)の基本について学ぶ「データサイエンス入門」を入学者全員に、必修科目として開講します。AI・データサイエンスについて理解し、正しく用いることができる人を育てます。