社会学部 社会学科
人間社会のありようを理解し、
これからの社会を支える人へ
異なる価値観を持った人々が集まり、多様化・複雑化が加速する現代社会。そこでは、さまざまな問題や現象が生じ、それらを解明する能力が求められています。新型コロナウイルスによるパンデミックを起因とする社会問題が、日常生活に大きな影響を与えています。社会学部では、こうした社会問題や社会現象を複眼的視点で捉え、論理的思考と社会調査、実験、フィールドワークによって科学的に解明し、その結果を用いて社会に貢献できる人を育てます。
教育の特色
-
01
学びの方向性に応じて
自由に科目選択ができる分野ごとに設定された複数の履修モデルコースを参考に、学びの方向性に合わせて自由に科目を選択することができます。幅広く学ぶことも一つの分野を専門的に深く学ぶことも可能です。
-
02
実践型人材育成プログラム「MIP※」で
社会を学ぶ1年次から3年次までキャリア科目を必修とし、その中で本学独自のプログラム「MIP※」を実施します。実際に企業等が抱える課題に取り組むことで、卒業後に求められる力を認識することができ、大学での学びに目的意識が生まれます。
※MIP=Mission Innovation Project(実践型人材育成プロジェクト) -
03
幅広い学びを活かして
多彩な進路が広がる学びの特性により、進路は幅広く、さまざまな業界から求人が寄せられています。卒業後はイベント企画や出版関係、金融機関、社会福祉施設、地方自治体など、多彩な分野で活躍することが可能です。
4年間の学びの流れ
社会学部では、現代社会と人に関わるさまざまな現象や課題について、社会調査、実験、フィールドワークによって必要なデータを収集・分析する方法を学び、課題解決能力を身につけます。
ソーシャルサイエンスの基礎を学び、将来の基盤をつくる
-
科目紹介
ソーシャルサイエンス概説
ソーシャルサイエンスに対する理解を進めるために、社会学科で学ぶことのできる研究領域や分野について基本的なことを学びます。
-
科目紹介
社会調査論
ソーシャルサイエンスを学んでいくために必要なデータの収集法や読み方の基本を学びます。
ソーシャルサイエンスの基礎を学び、将来の基盤をつくる
-
科目紹介
キャリアデザインⅢ
1年次の「キャリアデザインⅠ」で実施したMIP1では地元企業や自治体が抱える課題に取り組みましたが、「キャリアデザインⅢ」で実施するMIP2ではグローバルな課題に取り組み、論理的思考など社会で必要な力を身につけます。
プロフェッショナルスタディで、専門的な知識やスキルを身につける
-
科目紹介
専門ゼミⅠ
3年次からは専門的な学びが中心となります。「専門ゼミⅠ」では、専門分野の知識やスキルを身につけます。ゼミ以外の科目の授業もより専門的な内容となります。
プロフェッショナルスタディで、専門的な知識やスキルを身につける
-
科目紹介
専門ゼミⅡ
ゼミ担当教員の指導のもとで研究を進め、卒業論文・専門ゼミⅡレポートを完成させます。
-
科目紹介
図書館実習、スクールソーシャルワーク実習、心理実習など
資格を取得するための実習が配置されています。
キャリア支援システム
公務員試験対策講座 ※全学部対象
4月のオリエンテーションからスタートし、年90回以上の充実した講座をキャンパス内で開催し、じっくりと時間をかけながら、無理なく効率的に試験勉強に取り組めます。
- 5万円の受講料で1年次から受講可能 ※テキスト代別途
- 公務員試験合格時には「合格お祝い金」として5万円を支給

実践型人材育成プロジェクト MIP (Mission Innovation Project)
社会学科ではキャリア教育である「MIP」も正課科目に取り込み、社会人として必要な力を総合的かつ実践的に身に付けることができます。さらに課外には「MIP+」として各種の就業体験や対策講座も用意しています。

MIP+
「MIP+」で実施されている講座は、外注ではなく学生のことをよくわかっている本学部の教員が中心となって進めることで、効果を高めることができると考えています。また、本学部の教員が中心となって進めることでカリキュラムとの連動をはかることができ、効率よく希望の進路に近づくことができます。
社会福祉士国家試験対策講座
社会福祉士を目指している4年生に対して社会学部の教員が行っている講座です。社会福祉士国家試験の科目ごとに専門の教員が講義を行います。社会学部のはじまりは社会福祉学科であることから、国家試験対策については蓄積があり、毎年一定数の合格者を輩出しています。
第35回社会福祉国家試験(R5.2.5実施)では、現役合格率が100%(6名受験)でした。
公認心理師大学院対策講座
公認心理師を目指して大学院に進学したいという学生に対して心理学を専門とする教員が指導します。本学は県内でいち早く公認心理師対応カリキュラムを取り入れました。「公認心理師大学院対策講座」を受講した学生の中には国立大学の大学院に進学した学生もいます。
活躍する未来
社会の課題解決の道を創り出す人へ
卒業後の進路
- 公務員
- 広告・企画・出版関係
- 金融保険関係
- 病院・社会福祉施設
- カウンセラー
- 学校・教育相談機関
- マスコミ
- 不動産
- メーカー
- 図書館
- 情報通信関係 など
学部長挨拶
社会を読み解く力を養い、社会に求められる人材に

社会学部 学部長
俵希實 教授
社会学部は社会科学全般にわたって学ぶことができる学部です。
社会問題や社会現象を複眼的視点で捉え、論理的思考と多様な方法(社会調査・ 実験・フィールドワーク)を用いてデータを収集・分析し、得られた結果を読み解いて社会に貢献できる人材を育成します。
学びのポイントは3つあります。
1つ目は、学びの方向性に応じて自由に科目選択ができるカリキュラムです。
資格取得を考えている人、あるテーマについて様々な視点から考えたいという人、学修目標が定まっていない人、どのような人にとっても学びたいことを学びたい方法で学ぶことができるように自由に科目を選択することができ、かつ卒業単位数を揃えることができるようなカリキュラムとしています。
2つ目は、キャリア教育の一環として実施する本学部独自の人材育成プロジェクトMIPです。
実際に企業等が抱える課題に取り組むことで、社会で求められる力を認識することができ、大学での学びに目的意識が生まれます。
3つ目は進路につながる講座や就業体験をそろえたMIP+(課外)です。
本学部の教員が中心となって進めますので、学生の皆さんは安心して受講することができ、効果も期待できます。授業との連動をはかることができるため、効率よく希望の進路に近づくことができます。
皆さん自身の思いに合った学びで「想像以上の自分」に出会ってください。