Interview
先生の専門の学問分野はどのような学問ですか
動物実験を通して人の疾患の治癒(主にリンパ浮腫)に貢献する学問です。
1.肉眼解剖学:ご遺体を解剖して正常のみならず変異を調査する
2.皮膚創傷治癒の研究:いろいろな物質(ハチミツ、ホルモン、プラズマなど)の影響を研究する
3.リンパ管の研究:リンパ浮腫を軽減、治癒させる方法を研究する
現在は3の動物実験を金沢大学で時間をみて行っています。
Interview
先生が専門分野を学ぶようになったきっかけ、出会いエピソードをおしえてください
大学時代に肉眼解剖の教授がクラブの顧問だったのと、人の細かな形態を肉眼でみたり、顕微鏡で動物の組織を観察するのが性に合っていたからです。
いろいろなことを研究して、いろいろな疑問を明らかにしていくことが面白いと感じました。
Interview
地域の課題と学びがどのようにつながっているかを教えてください
特別に地域の課題としての研究はしていないので、あまりつながりは感じていませんが、肉眼解剖で三角筋への筋肉内注射への部位(神経を損傷しない)を示した研究により、今回のコロナワクチンを筋肉注射する時の位置決めに、ささやかな貢献ができたとは思いました。
Interview
学びが社会に出てどのように役に立つかを教えてください
全ての学びは何らかの点で社会に出て役立つとは思います。北陸学院大学では研究ではなく講義主体の教育なので、一定レベルの知識を与えて考察することを学生が学びます。その経験を利用することにより社会で役立つことは間違いないと思います。
管理栄養士のような国家資格は一生ものですので、しっかり厳しい勉強をこなし取得していろいろな分野で活躍できます。

Interview
大学生に学んでほしいこと、アドバイスなどをお願いします
人として人を死に至らしめるような行いはしないことを生きる中心に据えれば、自分がどう生きるべきかをいろいろと考えるのではないでしょうか。知識を増やし知恵をつけて、清く正しく美しく生きて欲しいと思います。