ぽーたー のりこ
ポーター 倫子
幼児教育学科長・教授
保有学位 | 博士 (人間環境科学) |
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専門分野 | ・保育 ・子育て ・発達障害 |
担当科目 | 保育原理、保育者論、子どもの理解と援助、子育てと支援、比較教育学、キリスト教と教育、特別支援教育論、専門ゼミⅠ、専門ゼミⅡ |
研究のテーマ | 自閉症児をもつ母親のストレス研究、日本の社会文化的背景に根ざした保育実践の理解と再評価、保育者・保護者のウェルビーイング向上のためのマインドフルネス研修 |
研究内容 | 現在、以下の3つの研究テーマにおいて、国内外の研究者と共同で調査・実践研究を進めている。 1.自閉症児を育てる母親の育児ストレスとウェルビーイングに関する研究 アングロ系およびヒスパニック系の自閉症児を育てる母親の比較研究、定型発達児や他の障害児の母親との比較研究、自閉症児の親を対象とした縦断的研究などを通して、育児ストレスの構造とウェルビーイング向上の要因を明らかにすることを目的としている。 2.日本独自の保育実践の理解と国際的発信に関する研究 日本の保育実践や方法論をより深く理解することを目的に、実践映像などを活用した国際共同調査を実施している。あわせて、日本の保育の理論的背景や実践的意義を、海外の研究者や教育実践者にも共有するための言語化にも取り組んでいる。 3.保育者・保護者のセルフ・コンパッションに着目した研修の実践的研究 保育者や子育て中の親の心の健康を支えるために、セルフ・コンパッションの視点に基づく介入プログラムの開発とその方法論の検討を行っている。特に、マインドフルネスを取り入れた研修の有効性に着目し、保育や子育てにおける心理的安定やストレス軽減への効果を評価している。 |
研究内容のキーワード | 異文化比較、育児ストレス、保育方法、発達障害、混合研究法、ダイバーシティー |
一言コメント | 日本とアメリカの文化圏で、子育て、保育者、大学教員を行ってきました。方法論にはかなり違いがありますが、相手(子ども)の可能性を引き出し、今と将来を視野に入れながらサポートするという点は、万国共通です。異文化比較の面白さだけではなく、障害児、ギフテッド児、貧困や虐待などの保育ニーズをもつ子どもたちの支援についても、体験に基づきながら授業で紹介し、ともに考えていきたいと思っています。研究に興味がある方、海外の保育や生活を知りたい方、ぜひ研究室に遊びにいらしてください。 |
略歴 | ポーター倫子 - 研究者 - researchmap Noriko Porter-ResearchGate |