大学からのお知らせ
受験生の方
保護者・高校の先生
地域の方
企業の方
2024/10/30 (水)
10月22日(火)、本学にて「手取川環境総合調査」昆虫班の会議が開催されました。当日は、上田哲行・石川県立大学名誉教授、生産開発科学研究所(京都市)の眞岡孝至・食物機能学研究室長、嶋田敬介・石川県自然史資料館学芸員らが集まり、活発な討論がなされました。本学からは、三沢典彦・栄養学科教授が参加しました。昆虫班は昨年6月~11月、白山市鳥越地区の水田や標高約1,500 mの白山・中飯場付近で、アキアカネを採取し、カロテノイド色素の分析を行いました。アキアカネは、トンボの中で最も長寿であり、本地域では11月末まで生きますが、分析の結果、生育ステージが上がるに応じて、アブラムシ由来のカロテノイドの蓄積が増えていくことが分かりました。アキアカネは、翅の付いたアブラムシを多量に食べることにより、健康を維持していると考えられました。本会議の内容は、10月23日、27日の北國新聞に掲載されました。