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強力な抗酸化能を有する新規ポリフェノールがフリージアの花びらに存在することを三沢教授らが明らかにしました

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2025/02/28 (金)

強力な抗酸化能を有する新規ポリフェノールがフリージアの花びらに存在することを三沢教授らが明らかにしました

北陸学院大学 健康科学部 栄養学科・三沢典彦 教授(石川県立大学 客員教授)をリーダーとする石川県立大学及び及び石川県農業試験場からなる研究グループは、日本女子大学 新藤一敏 教授の研究グループと共同で、観賞花として人気の黄花や白花フリージアの花弁(花びら)に、新規物質のカフェオイルフラボノール配糖体(caffeoylquercetin glycosidesと caffeoylkaempferol glycosides; 図中a)が含まれていることを発見しました。これらは、ほぼ無色(淡黄色)の水溶性ポリフェノールで、優れた抗酸化活性を示しました。先行研究で同定した黄花のフリージア花の黄色色素(クロセチン配糖体((di)neapolitanosyl crocetin;サフラン色素と同種の独自の水溶性カロテノイド 図中 b)も含め、これら生物界では新規または独自の天然化合物は、今後の機能性食品素材や医薬品素材などへの研究展開が期待されます。本成果はスイスの専門誌 Antioxidants <https://www.mdpi.com/2076-3921/14/2/158> に発表されました。