インタビュー

私は大学入学時、生半可な気持ちで教員を目指そうとしていました。教員になるには何を学ばなければいけないのかなど、全く分かっていませんでしたが、大学に入学し、先生方との関わりの中で、「教員」という仕事について真剣に考えるようになりました。

たくさんの授業がありましたが、中でも「教材研究」は思い通りにいかないことばかりで、仲間や先生方からたくさんのアドバイスをいただきました。一つひとつの言葉が自分の活力や自信につながり、最後まで取り組むことが出来たと思います。

また、「教育実習」も一つのポイントでした。教育実習を経験し、教員という仕事の魅力に気づくことが出来たと思います。

今の自分は何も分からなかった学生時代と比べ、少しは自分で考え行動することが出来るようになったと思います。しかし、今でも学び続けています。

北陸学院大学では早い段階から現場を体験することができる「学習支援ボランティア」というプログラムがあります。この経験が現在、児童理解につながっていることを実感しています。なぜなら、支援が必要な児童についての配慮を学ぶことが出来るからです。それを知らずに現場に踏み出してしまっては、すべての児童を大切に育てることが出来ないと感じています。

私は、「未来を担う子どもたちをよりよく成長させていく」というミッション（使命）を大学での学びを通して見つけることが出来ました。子どもたちが中学校へと進むまでに自分をしっかりと持ち、大人への第一歩を踏み出せるように手助けしていきたいと思っています。

常に子どもと向き合い、笑顔を絶やさず、子どもたちとの一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

子どもたちはいろいろな個性を持っている先生を待っています。自分の個性を活かして、自分の良さを生かして教員を目指してほしいと思います。一番大切な気持ちはどんな子どもも大好きでいるということ。その気持ちを忘れずに学んでください。