インタビュー

在学生

「お昼の学生講座」は私の自信につながりました。
佐野 早織 食物栄養学科  羽水高等学校出身

Interview

北陸学院大学短期大学部に入学した理由を教えてください。

栄養士の資格と同時に、製菓衛生師の資格を取得できるからです。

私は入学直前の2年間JICAの青年海外協力隊としてマダガスカルで栄養改善の活動をしていました。活動の一つに栄養価の高いモリンガを粉末にしてケーキにしたモリンガケーキを毎週土曜日に販売し、その利益でモリンガの苗木を購入していました。元々私はずぼらな性格なのでお菓子を食べるのが好きでしたが、作るのは得意ではありませんでした。しかし、マダガスカルの地方では美味しいお菓子が手に入りません。そのため仕方なく自分でお菓子を作り続けたのがきっかけでお菓子作りが好きになりました。また、活動を通して私のケーキを楽しみにしてくれる人の言葉をきっかけに、お菓子は心の健康に影響するのではないかと考え、心と健康に良いお菓子を作れる栄養士になりたいと思ったので本格的に勉強したいと思いました。

佐野 早織

Interview

現在力を入れていることがあれば教えてください。

元々英語が好きで英検二級の資格を持っていました。いつか途上国の栄養改善プロジェクトにも携わりたいと考えて英検準一級の勉強をしています。                                                   合格するための受験対策として、English Center所属の先生が週一回、一時間半の面接の協力をしてくださっています。また、週一回一時間半、授業以外の時間を使って、英語教員が長文や作文の指導をしてくださいます。

Interview

授業で印象に残っていることを教えてください。

「栄養士への道」の授業です。毎回テーマが違っていて、私が最も印象に残っている回は、本学の卒業生の特別講義です。栄養士として活躍されている卒業生5名が、それぞれ5つの違う職種(病院・特別養護老人ホーム・飲料販売会社・給食センター・委託会社)の仕事内容や卒業してから現在までのキャリア、子育てとの両立、職場の良いこと大変なこと等々、貴重なお話をしてくださいました。どの職種も興味を抱きましたが、一番私にあっていると思ったのは給食センターです。私は以前、社員として食品メーカーの工場現場で仕事をしていました。いくつもの作業工程や業務内容が前職と似ているので、その経験を活かせると思い、今は給食センターで働く事に関心があります。   

Interview

入学してから自分自身に変化はありましたか。

調理実習で習ったレシピを自分なりに応用して自宅で作るようになりました。                                                   入学する前は、ただ食べることが大好きだったので好きなものばかり作って食べていました。今では、将来の体の為に栄養バランスの良い食事を取るように心がけるようになりました。                                                   例えば、授業でがんについてのレポートを書いてから、私の今の食生活を続けているとがんになる可能性がある事が分かりました。それからは肉よりも魚料理を増やすなど、がん予防の食事を意識して取るようにしています。 

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あなたにとって北陸学院大学の魅力と感じることを教えてください。

先生や職員の方々が学生にとても協力的です。他学科にも関わらず、授業外の時間を使って英検対策をしてくださったり、先生に相談をすると分からない事を直ぐに調べて丁寧に教えてくださいます。

また、「お昼の学生講座」という、お昼休みに図書館2階のスペースを使い、学生が講義をする講座があります。そこで私はお昼休みの20分間、私のマダガスカルでの活動を紹介しました。私は人前で話すことが苦手でしたが、講座後に先生や学生にアンケートをとると「とても勉強になった。分かりやすかった。」という感想を頂きました。それは私の中で成功体験となり自信になっています。

このように普段は授業を受けるばかりの学生が、自分の得意なこと、好きなことを発表又はワークショップをします。その経験は自信につながり、また、似ている価値観を持った学生と繋がることもでき、可能性や個性を様々な場面で伸ばすことができます。  

佐野 早織