インタビュー

内定者

いつでも温かく応援してくれる体制が心の支えになりました!
生地 紫乃 社会学科 星稜高等学校出身 内定先: (進学先)富山大学 大学院

Interview

志望動機を教えてください。

元々目に見えない「心」の問題に関心があり大学では心理学を専攻しました。大学2年生の頃、不登校児を支援するボランティアに参加した時に、人の心に触れる行為は想像以上に重みがあり責任をもって慎重に対応しなければならないことを学び、自身の専門知識や専門技術のなさを痛感し、無力感をもちました。これをきっかけに本格的に心理学を学び、公認心理師として支援に携わりたいと思い、大学院進学を目指しました。

 

Interview

進学するにあたり準備したことや臨み方を教えてください。

大学院受験勉強会に参加し、英語と心理学の専門科目の基礎を固め直しました。試験本番は英語の知識も求められます。私の受験した大学院は、辞書なしで英語論文を読むことが求められたため、まずは心理学専門の英単語や文法の基礎を勉強しました。慣れてきたら実際に英語論文を読んで、全訳したりレジュメを作成したりしていました。

心理学の専門科目に関しては、心理療法や精神疾患について調べてレジュメを作成したり、色々な大学院の過去問を解いて自分で解説を作成したりしました。また、全ての分野が試験範囲となるため、授業で扱った部分を掘り下げて勉強し直すこともしていました。

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大学での学びや経験の中で役に立ったと思うことはありますか。

大学院受験勉強会に参加したことです。2週間に1回のペースで開催され、毎回課題も出されます。常に勉強する習慣が身につき、課題も簡単なものではないため質の高いものに仕上げるよう努めていました。

また、同じ目標を持った仲間と一緒に取り組むことは良い刺激になり、切磋琢磨することができました。自分では気付けなかった考えや論述の解答のバリエーションに触れることができたり、先生からの専門的な解説を聞くことができたりしました。

大学では常に質問を受けつけてくれる体制があり、どの先生も、分からない過去問を持って行った際には教えてくださったり、研究計画書にアドバイスをくださったりしました。受験を1人で戦い抜くことはできないので、いつでも温かく応援してくれる体制が心の支えになりました。

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後輩に伝えたいことはありますか。

大学院に進学しようとする人は少ないので、心細くなったり、本当にこの道を目指していいのか不安になったりするかと思います。何度も壁にぶつかることがあると思いますが、仲間と励まし合いながら乗り越えていって欲しいです。

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今後の目標を教えてください。

大学院卒業後は公認心理師の資格を取得し、将来は総合病院の精神科やメンタルクリニックで働くことを希望しています。大学院を資格取得の通過点だと思わず、研究をするための場所とだという意識を強く持ち、より良い心の問題への援助を行っていく上で技法や知識を確実なものにするため、調査や研究活動を積極的に行いたいです。