Interview
先生の専門の学問分野はどのような学問ですか
教育工学という分野です。「わかる授業」に近づくための最善の方法は何かについて研究する学問です。コンピュータは「わかる授業」に近づくための一つの方法であり、どのように使うか考えることが面白いです。
Interview
先生が専門分野を学ぶようになったきっかけ、出会いエピソードをおしえてください
小学校教師の時に複式学級の担任をしました。3年生が1人だけでした。1人でも算数の勉強ができるように、自費でコンピュータを買ったのがきっかけです。
Interview
ゼミの進め方や特徴などを教えてください
学生一人一人の興味関心があることをベースに、各自の力で追究することができるように支援しています。また、キャンパス生活がより良くなるよう中庭にテーブルセットを置いたりオブジェを作ったりしています。
今年はゼミ生が脚本、監督、出演、撮影、編集する青春ドラマを作って撮影会を行うことを構想しています。
Interview
地域の課題と学びがどのようにつながっているかを教えてください
地域の課題を「学校の課題」と捉えると、学校の教師には「わかる授業」を行うだけでなく、豊かな人間性を備えた教師が求められていると言えます。この意味において、ゼミ活動が学生一人一人の人間性を豊かにするものになっていると思います。
ゼミ生は子どもたち一人一人の個性や考え方を大切にした教師像を描いています。このことは、社会に出て小学校の教師になった暁には、学校教育に役立つ人材になっていると思います。
Interview
大学生に学んでほしいこと、アドバイスなどをお願いします
現在、小学校では「デジタル教科書」の導入が進んでいます。教師用デジタル教科書や児童用デジタル教科書の活用法について学んでほしく、文部科学省のデジタル教科書活用研究の委員として私が得た知見を学生たちに伝えています。