地域教育開発センター

第10次派遣報告

2013/07/17 (水)

7月12日から14日の間行なわれた、岩手県陸前高田市でのボランティア活動報告書が届きました。

7月13日(1日目)

花壇での作業は、神戸大学の学生や東京から来た方も加わり行なわれました。最初に枯れた菜の花や雑草を抜く作業をしました。菜の花は、昨年12月の派遣時に学生で蒔いたものです。範囲はとても広かったのですが、どんどん作業が進み、ほとんどの雑草を抜くことができました。作業中は、学生同士や森の前地区の方との交流が見られました。
午後は、北陸学院大学の花壇を花の色合いや配置を考えながら整備をしました。

花壇作業の夜は、神戸大学の学生らと一緒にミーティングを行いました。「岩手県を好きになってほしい」「自分の心の中で風化させたくない」「物が復興しても、心の復興にはならない」など、現地に入っている学生だからこそ感じる声が飛び交い、刺激的な時間になりました。これからも神戸大学をはじめ、現地で活動を続ける他の大学との輪を広げ、学び合いたいと思いました。

 

7月14日(2日目)

2日目は前日の雨もあがり晴天の中、森の前地区の花壇に輪島市門前町道下在住の大倉ご夫妻からいただいた花を住民の方と一緒に植え付けました。今回は森の前地区の大きな花壇だけではなく、住民の方の自宅があった場所にある小さな花壇にも花を植え付けることができました。
岩手県陸前高田市の以前の街並みを描いた巻き絵を復元し、絵の作者である熊谷さんに手渡すことができました。復元された巻き絵を見ながら住民の方たちが、かつての商店街のことを話しているときの笑顔がとても印象に残っています。
これからも陸前高田市とその住民の方たちとつながっていきたいと強く感じました。

長部小学校仮設住宅集会場で、神戸大学・東北大学の方々と足湯ボランティアや手芸活動を行いました。手芸では、タオルで「まけないぞう」や「犬」作りに挑戦。おばあちゃんたちの優しく温かい笑顔に包まれ終始楽しく活動することができました。