地域教育開発センター

REDeCセミナー「子どもたちが『自然を遊ぶ』」

2016/05/31 (火)

5月28日(土)幼児期セミナー(ビデオ・トーク)「子どもたちが『自然を遊ぶ』」が開催されました。
セミナーは、保育の現場(幼稚園・保育所・認定こども園)から25名、小学校の先生1名、学生12名、幼稚園、保護者2名、そしてコーディネーターの2人の42名の参加でした。
 この顔合わせで保育のビデオを見て討議することなど、めったにありません。

提供いただいたビデオ映像は、降園前の少しの時間に境内のジャリで遊んだり、木の皮で遊んだりする子どもたちのさりげない「自然を遊ぶ」姿でした。溝に木の枝を突っ込んでいたり、雪玉を投げたり。
解説なしで映像を見て「これって何をしてるんだろう」とグループ討論。グループからの質問や感想を出して、ビデオ提供者から説明。確認にもう一度映像を見直して、さらにビデオ討議。次の映像を見て・・・と繰り返す3時間。
 
例えば、木の枝に土をまぶして溝に突っ込んでるのはエサを付けて魚をつかまえるというごっこ遊び。 一つのグループには、同じ園の先生は入らないように、学生も同じ学年の学生は入らないように・・・と受付時に席を割り振らせていただいたのですが、それぞれのグループで学生が現場の先生たちと対等に討議している姿はなかなかに頼もしかったです。
 
ビデオ提供いただいた金沢幼稚園さんからは、自分たちには当たり前のことが園外者には当たり前でないことが新鮮で、自分たちの環境、自園の子どもたちの遊びの豊かさに気づく機会となったという感想をいただきました。
参加いただいたお母さまが、子どもが遊びでしていることの豊かさが見えて、私もうちの子と遊びたい、って思いましたとおっしゃっていたのが印象的でした。