地域教育開発センター

ともいき塾「よりそいの花プロジェクト」は、2012年7月に発足した災害ボランティア活動に取り組むグループです。
メンバーは東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市を中心に、宮城県、山形県、熊本県などを訪れ、住民の方々の生活の復興に向け、ともに歩む姿勢で活動を続けています。

ともいき塾 情報

第2回被災地支援ボランティア報告

2012/09/08 (土)

8月23日~26日にかけて岩手県陸前高田市を訪れた学生たちより活動報告がありました。

 

-初めて目にした被災地の姿-

メディアで見る被災地と、自分の目で見る被災地は全く違う。初めて目にした被災地は、

正直涙どころか、動揺のあまり鳥肌が立つ。ぽつりとある建物の中を覗くと、一年半経った今でも時は止まっているかのようで、悲しくなる。

メディアでは伝わらないもの、それは現地の人の思い出が流されてしまったこと。市街地の至る所に高く積まれたがれきの山はがれきなんかじゃない。メ ガネ、本、ビデオカメラ、土を掘り起こせば、いまでも生活の一部が現れる。この現実をどう受け止めればいいのだろう。現地を訪れ、住民の方と話したこと で、陸前高田市の今を知ることができた。来なければ分からなかったことがたくさんある。心からそう思った。

-花壇整備の内容-

前回の活動では、主に花の植え替え作業や草むしりをしました。今回も前回の活動に引き続き、他大学の方や地元の方々との交流をはかりながら草むしり や花摘をしました。炎天下での作業は大変でしたが、森の前地区の一画がだんだんと明るくなっていくように感じられ嬉しく思いました。また、今回訪れた際に は、たくさんの花が見違えるほど色鮮やかに咲き誇っており、第3次派遣の際もぜひ訪れたいと思いました。

-花壇整備後の東屋での交流-

花壇整備後の東屋は抹茶の席になっており、花壇管理人の紺野さんや地元の方々が抹茶やお茶菓子を用意してくださいました。お茶菓子は京都から取り寄 せたそうで、本格的なお茶の席を用意して下さったことへの驚きと感動がありました。地元の方から高田のことや様々な知識を教えていただき、会話を楽しみま した。その後、紺野さんの要望で学生がダンスを披露し、続いて高田甚句が大好きだという地元の方がその高田甚句を披露してくださいました。

-ボランティアセンターの印象-

ボランティアセンターにはAEDは置いてないと思っていたが、設置されていたのでボランティア活動をする側からしたら安心した。
ボランティアセンターの人がボディーメカニクスについて話していたが、なぜそんなに大切なのか、あまり必要性を感じていなかった。しかし、実際に泥出しの作業をしてみると、腰を痛めたり、身体に大きな負担がかかるため、ボディーメカニクスの大切さがわかった。

-側溝の泥上げ作業-

二日目の活動はボランティアセンターの仕事で埋まってしまった田んぼの側溝の泥あげを行った。作業場についたときほとんど手付かずで泥に完全に埋っ ている側溝を見て果てしない仕事だと思った。様々な団体と協力して行ったが結局終わってみると少ししか進んでなかった。この瞬間やはり被災地の復興には時 間だけではなく多くの人の協力も必要だと思ったし今後も私自身協力していきたいと思った。

-三小牛でのコスモス植えの作業-

陸前高田市森の前地区の方達が育てた、コスモスとサンチラカをいただき、三小牛キャンパスに植えました。
岩手から石川まで、運んだので最初は少し萎びていましたが、水をたっぷりあげ、土に腐葉土を混ぜ、少しずつ元気をとりもどしてきました。
大学の玄関横、中庭に植えてあるので、興味がある方は是非見に来てください。
そして少しでも被災地について考えて欲しいです。
このコスモスやサンチラカがまた地元の人達の復興の手助けになることを願っています。

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