地域教育開発センター

【開催報告】災害被災地をたずねて~私たちにできること~

2023/10/25 (水)

10月7日(土)に冬の連続公開講座「災害被災地をたずねて~私たちにできること~」が開催されました。講師は北陸学院短期大学保育科を1970年に卒業された川渕映子さん。

活動の原点は戦時下のベトナム。以降、自然災害や紛争で苦しむ世界各地の住民、中でも高齢者や子どもたちの元に駆けつけ、必要な支援を続けてきました。思いの強さはもちろんのこと、思いと行動とのあいだには、「自発性」「責任性」「利他性」「継続性」「無償性」「公共性」「先駆性」など、ボランティアの活動原理ともいえる要素が話題の随所から溢れていました。
講演に参加した学生にとっては刺激的な時間となったようです。

「私はやりたいと思う気持ちはあるけれど、行動に移す事ができなくて困っていました。しかし、川渕さんの話を聞いて、自分ができることからすることに意味があると学びました。そして、自分の出来る範囲内で出来ることを行う必要があると知り、自信を持って取り組んでいきたいと思いました。」

「ボランティアを通して自分に何ができるのかを考えて行動に移すことが大切だと学んだ。自分に出来ることが何なのか探すことが支援につながると聞いて、些細な事でも支援に繋がると感じた。一歩踏み出す勇気を出すことで、支援やボランティア活動に参加できると思った。」

 3年半の新型コロナウイルス感染症の不安から、世界に向け一歩を踏み出すことにためらいを覚える若者がこの数年増えたように思います。しかし、川渕さんの思いと行動力、発想力背中を押された学生が何人もいたようでした。