2013/12/06 (金)
12月4日、第14次派遣現地報告会があり、原発事故後山形市に自主避難する世帯の子どもたちが通園する「あいびぃ保育園」に約8か月ぶりに訪れたよりそいの花プロジェクトメンバーによる報告が本学キャンパス第3AV室で開催されました。
「自主避難者の今」と題し、同プロジェクト顧問である社会学科田中純一准教授の報告がなされた後、今回の派遣に参加した食物栄養学科、幼児児童教育学科の学生による報告が続きました。
次に食物栄養学科からは、子どもたちに食べてもらうためのお米や野菜、果物を今年の春から育ててきたこと、現地で開催した食事会のメニューについては子どもたちが参加できること、アトピーの園児にも食べてもらえるものにすること、一つひとつの食材の産地にこだわり考えたことなど、詳細な報告がありました。最後に、幼児児童教育学科からは、保育園の壁面製作、クリスマス会の衣装づくりを通じた保育関係者や保護者とのあいだのエピソードについて報告がありました。
事故から2年9か月が経過しました。東日本大震災の被災地や原発事故への関心が急速に薄らいでいるように感じる中、一人でも多くの学生や教職員に関心を持ってもらおうと企画した報告会ですが、当日は学生、教職員に加えNPO関係者や行政関係者などが関心を持って会場に足を運んでくださいました。
北陸学院大学では、次年度もあいびぃ保育園を応援していきます。