地域教育開発センター

2018年度 第2回 MAGONOTE塾 開催報告

2019/02/12 (火)

2019年2月10日(日)に第2回目のMAGONOTE塾を教育プラザ富樫で開催しました。
オファーをいただき開催するMAGONOTE塾は、「気になる子」との関わりをビデオ・トークで見直す不定期開催の勉強会です。

今回は、年長さんがスキマの時間に廊下で始めたリズム運動の練習。今までできなかった動きができるようになってきたのが嬉しくて自主練といったところ。そこにコンビカーに乗って入ってきたのが本日の映像の主役のA君。オニゴッコになっていくのですが・・・映像を何回も繰り返し見返して、確認して確認して彼の思いを考えました。
園外からの参加者の素朴な疑問が、園の先生にとっての「当たり前」になっている子どもや保育に対する見方を揺さぶることになります。さらに、A君に関わった一人一人の子ども動きを「なぜ。こうしたんだろう?」と考えていき、それぞれの子どものもつ遊びのイメージやプランのズレが見えてきます。子どもが「いっしょに遊ぶ」って、そういうこと。世界はキッチリ論理的であるべきだと考えていそうなA君には、そんなズレ満載の遊びの展開は戸惑いと困惑の連続。不安そうな表情を見せながら、考えている。考えている。この考えているという状況が今の彼の「学び」であり、彼にとっての興味は「人は何をしているのか?」にありそうです。
勉強会の最後の締めは、さあ、今日みんなでみつけたことを、合理的配慮とともに「学びの接続」としてどのようにまとめ、どのように学校に引き継ぎしましょうか?

今回はお母さまにも参加いただきましたので、保護者から学校への引継ぎと、園から学校への引継ぎをどのように分担、総合していくかについても考えることができました。