地域教育開発センター

よりそいの花プロジェクト 第6次派遣レポート

2013/03/01 (金)

2月24日~2月27日までの3泊4日、陸前高田市へのボランティアに参加した学生から報告レポートが届きました。以下の報告をご覧ください。

 

学生レポート1(2月24日~25日)

24日の朝7時に三小牛キャンパスを出発し岩手県へ向かいました。夕方の6時に宿へ到着する予定でしたが、悪天候による高速道路の通行止めなどのトラブルで、6時の時点ではまだ福島県に入ったところでした。よって急遽、予約していた宿をキャンセルし仙台のホテルに泊まりました。
25日早朝に仙台を出発し昼頃岩手県に到着しました。それから各自保育園に入り、短い時間でしたが活動させていただきました。その日の夜、神戸大学の皆さんと交流する機会をいただき、グループに分かれてお互いの活動報告をしたり意見交換をしたりしました。保育園で活動した私たちは、主に子どもの観点から話をし、神戸大学の皆さんは足湯や聞き取り調査などの交流を通して感じたことなどを話してくださいました。話をする中で共通する部分や、お互い疑問に思ったことなども話し合いました。また、震災当時から主に仮設住宅での支援活動を行っている井上さんのお話も聞きました。神戸大学との意見交換や井上さんのお話で、支援の現状を知ることができました。また、活動は違っても、共通の思いを持つ人たちと交流できたことで、視野を広げることができ、今後の支援活動にもつなげることができると思います。神戸大学以外にも、同じ思いを持った学生と交流できる機会が持てるといいなと思います。

 

学生レポート2(2月26日)

今回初めて、陸前高田の竹駒保育園でのボランティア活動を体験しました。竹駒保育園は津波で被災して園舎が使えないため、現在子どもたちは、仮設のプレハブの園舎で過ごしています。新しい園舎を高台の方に建設中で、卒園式を新園舎で行うために引越しの準備を進めています。そこへお手伝いに行き、子どもたちと触れ合うこともできました。陸前高田の子どもたちは、とても素直で元気で明るく、たくさんの元気をもらいました。

子どもが地震や津波の話をしてくれ、わたしたちはドキッとすることも正直ありました。また、先生方も心の傷を負いながらも、毎日子どもたちの前では笑顔で過ごしていらっしゃいました。子どもたちの笑顔や元気はたくさんの方々に笑顔、元気を与えるものだと改めて感じました。「帰りたくない!」「また来たい!」と多くのメンバーが思いました。わたしも再び、たくさんの笑顔に会いに陸前高田へ来たいです!

 

学生レポート3 (2月27日)

今日は9時頃から森の前地区で花壇の整備作業をさせていただきました。この活動は今回で6回目になります。紺野さん御夫妻を始め今回お世話になる方々と互いに自己紹介をした後、皆で体操をしてすぐに作業に取り掛かりました。今日はあちこちに固めて盛られているバークという腐葉土をひたすら一輪車にのせて運び、一面に平らに敷き詰めるお手伝いをしました。久しぶりの力仕事だったのでとても疲れましたが、みんなで一緒に作業をすることが本当に楽しくて、時間はあっという間に過ぎていきました。作業を終えた後は森の前地区の方々がカレーや酢の物、りんごや甘酒などを用意してくださり、みんなでご馳走になりました。食事中、皆さんとたくさんお話ができて、本当に楽しい一時でした。

私は今回初めて被災地ボランティアに参加させていただいたので初めは不安ばかりでしたが、お世話になった紺野さんたちは自分の祖父母のように温かく、優しくしてくださいました。その分、むしろそれ以上に作業をお手伝いできたかは分かりませんが、これからも機会があれば何度でも足を運びたいと感じました。