地域教育開発センター

本学教員がそれぞれの専門性を活かしながら学科枠を超えて共同し、学外の講師にも加わっていただき、市民と学生に深い学びを提供する講座です。

2024年度 北陸学院大学公開講座(REDeCセミナー)

連続公開講座

人新世の複合危機と人類の未来  ※終了しました。

日時:6月15日(土)13:00~15:00
定員:120名
参加対象:高校生、大学生、一般 ※託児あり(完全予約制)


人類が直面している危機は気候変動だけではない。「ポリクライシス」という言葉が示すように、戦争、感染症、インフレなどのリスクは絡み合い、崩壊へと突き進む可能性がある。緊急事態においては、これまでのやり方を改め、大胆な発想の転換が求められる。その一つとして注目を集めているのが、脱成長である。近年のアカデミア、政治や社会運動における脱成長の要求を踏まえながら、脱成長が提示する新しい未来社会の姿を描く。

 

講  師:齋藤 幸平 氏(東京大学大学院総合文化研究科准教授)

 

※託児について(無料)<完全予約制>
対象:0~6歳
定員:10名
締め切り:5月31日(金)
ご希望の方は、「託児希望」とお書き添えの上、お申し込みください。必要事項について確認のご連絡をさせていただきます。

冬の連続公開講座

あったか地域の大家族 -富山型デイサービスの30年-  ※終了しました。

日時:10月19日(土)13:00~14:30
定員:80名
申込み期限:10月11日(金)
参加対象:一般、大学生


1993年赤ちゃんからお年寄りまで障害があっても無くても、誰もが利用できるデイサービス「このゆびとーまれ」を開所しました。モットーは「豊かな人間関係の中で、人は育ち、喜びも大きい。一人ひとりが輝く。」ことです。2018年共生型デイサービスが介護報酬に入り制度となりました。25年かかりましたが、今では全国に3,000事業所。富山県下132事業所に広がっています。共生ケアがあたり前の日本に、いや世界になれば良いと思っています。国際連合(国連)も地域共生社会を勧めています。今なぜ共生型なのかを皆さんと考えたいと思います。

 

講  師:惣万 佳代子 氏(特定非営利活動法人デイサービス このゆびとーまれ代表)
     

教養講座 教育学部(幼児教育学科)

砂場遊びでどのような資質・能力が育成できるか ※終了しました。

日時:5月24日(金)16:30~17:30
定員:10名(最小催行人数5名)
申込み期限:5月17日(金) 
参加対象:幼稚園教諭・保育教諭・保育士


幼児教育で育成が求められている資質・能力が,小学校教育ではどのように連続し発展していくのでしょうか。本講座では、日々の保育の中で行われている砂場遊びに焦点を当てて検討します。皆さんが持ちよった砂場遊びの事例を交え、幼小接続の観点から、資質・能力を育成する砂場遊びについて考えましょう。

 

講  師:虫明 淑子 氏(幼児教育学科教授)
     川真田 早苗 氏(初等中等教育学科教授)

教養講座 社会学部(社会学科)

ケース・スタディとビジネス ※終了しました。

日時:5月25日(土)14:00~15:30
申込み期限:5月17日(金)
参加対象:大学生、一般


ケース・スタディとは、日本語では「事例研究」と呼ばれ、事例を分析して、その背後にある法則や傾向を究明していく研究手法のことを指したり、事例を基にした教育であるケース・スタディ(ケース・メソッド)のことを指したりします。ここでは、ケース・スタディを通じたビジネスの教育・学習などについて解説します。

 

講  師:平岩 英治 氏(社会学科准教授)

教養講座 健康科学部(栄養学科)

いざという時に備える震災食  ※終了しました。

日時:6月8日(土)10:00~12:00
定員:8グループ ※1グループは1~4名(最小催行人数3グループ)
申込み期限:5月31日(金)
参加対象:高校生、大学生、一般、ファミリー

 
私たちにとって食べることは、どのような状況でも欠かせないことで、私たちの健康状態を左右します。この講座では、非常時、自分や家族を守る食べ方のコツを学びます。また、熱源と最小限の水で、ポリ袋を使って簡単に調理する方法を体験します。お子様とご一緒の参加も歓迎します。

持ち物:エプロン、三角巾、マスク、手拭きタオル
材料費:500円程度
その他:参加者の方には、マスクの着用をお願いいたします。
お申込みの際、お子様の年齢(学年)をお知らせください。また、食物アレルギーがある場合ご相談ください。熱源はガスですので予めご了承ください。

 

講  師:高信 雅子 氏(石川県栄養士会 会員)

教養講座 教育学部(初等中等教育学科)

英語のオノマトペ  -日本語と比較して- ※終了しました。

日時:6月22日(土)14:00~16:00
申込み期限:6月14日(金)
参加対象:英語に関心を持つ高校生、大学生、一般


世界中のどの言語にもオノマトペ(擬音)はあると言われています。英語と日本語ではcock-a-doodle-do(コケコッコー)のように違う音で表されたりgiggle(クスクス笑う)のように品詞が異なるのも興味深い点です。最近、注目を集めているオノマトペから英語の世界をのぞいてみませんか。

辞書を持参されるとその場で確認しやすいと思います。

 

講  師:宮浦 国江 氏(初等中等教育学科教授)

教養講座 社会学部(社会学科)

コミュニケーション方法の変遷 -世界が小さくなっていく-  ※終了しました。

日時:7月20日(土)14:00~15:30
申込み期限:7月12日(金) (最小催行人数10名)
参加対象:大学生、一般

 

人類創成の頃から現代までコミュニケーション・情報伝達方法の歴史を振り返り、そして情報伝達機器の変遷を紹介する。コミュニケーション方法の変化と課題を考え、現代社会で求められる情報リテラシーについて学ぶ。

 

講  師:池村 努 氏(社会学科教授)

キリスト教関連講座

歴史とオルガンが奏でる未来 -キリスト教学校としての承先啓後(しょうせんけいご)- ※終了しました。

日時:8月24日(土)14:00~16:00
定員:20名
申込み期限:8月16日(金)
会場:北陸学院飛梅キャンパス(石川県金沢市飛梅町1-10)
参加対象:高校生、大学生、同窓生、一般、

 

北陸学院は139年の歴史を刻んできました。この講座では学院史料編纂室に所蔵される貴重な資料を見学し、その上でチャペルのパイプオルガンの讃美演奏に耳を傾け、歴史と未来に思いを馳せます。「承先啓後」の時です。高校生や同窓生、郷土史・パイプオルガンに関心のある方などどなたでもどうぞご参加ください。

飛梅キャンパスは駐車スペースがありませんので、近隣の駐車場(本多の森ホール前の石川県石引駐車場等)をご利用くださるか、公共交通機関をご利用ください。

 

講  師:矢澤 励太 氏(北陸学院大学学長)
     山本 悦子 氏(北陸学院ウィン館館長)
     春日 朋子 氏(北陸学院中学校・高等学校キリスト教音楽主事)

キャリアアップ講座

管理栄養士国家試験対策講座  ※受付終了しました。

ガイダンス日時:9月14日(土)13:00~16:30
講座日時:9月28日(土)、10月5日(土)、10月19日(土)、10月26日(土)、11月2日(土)、11月16日(土) 9:00~16:00(昼食:12:00~13:00)
定員:最小催行人数 5名
申込み期限:9月6日(金)
参加対象:管理栄養士国家試験合格を目指す栄養士

 

2025年春の管理栄養士国家試験の合格に向けて、出題傾向に沿って内容を解説します。また最新の情報等を提供します。さらに模擬問題の演習を行い、解説や留意点の補足を行います。

受講料:本学卒業生は無料、卒業生以外の方は10,000円
模擬試験及び資料代:8,000円
教材費:テキスト購入申込みの場合は、別途11,000円

日程ごとの開講科目等詳細は、後日、本学ホームページよりお知らせいたします。

 

講  師:栄養学科教員及び外部講師

社会連携講座

障がいを持つ子の親のためのメンタルヘルスの支援 -研究と体験からお伝えしたいこと-  ※終了しました。

日時:9月28日(土)10:00~11:30
定員:40名(最小催行人数10名)
申込み期限:9月20日(金)
参加対象:発達障害児(者)の家族や支援者、研究者、一般

 

子育て中の親は、育児ストレスや不安を経験していることが指摘されています。特に自閉スペクトラム症児の親のストレスは非常に高いことが知られています。本講座では、科学研究費助成金(科研費)により進行中の育児ストレス研究の一部データを紹介し、私自身の障害児子育ての経験も交えながら、より良い支援方法を共に考えたいと思います。

 

講  師:ポーター 倫子 氏(幼児教育学科教授)

教養講座 健康科学部(栄養学科)

親子で楽しむおやつづくり  ※終了しました。

日時:9月28日(土)10:00~12:00
定員:8組(最小催行人数3組)
申込み期限:9月20日(金)
参加対象:未就学児・小学生と保護者

 

成長期の子どもにとっておやつは身体をつくるものであり、楽しみでもあります。また、慌ただしい日々の生活の中で、親子で一緒におやつをつくる機会は貴重です。この講座では、子どもの体と心を育むおやつを親子で楽しみながらつくります。

持ち物:エプロン、三角巾、マスク、手拭きタオル
材料費:500円程度
その他:参加者の方には、マスクの着用をお願いいたします。
お申込みの際、お子様の年齢(学年)をお知らせください。また、食物アレルギーがある場合ご相談ください。熱源はガスですので予めご了承ください。

 

講  師:栄養学科教職員

生涯学習講座

美術学入門 -九谷焼及び陶磁器の鑑定方法-

日時:11月2日(土)10:30~11:30
定員:15名
申込み期限:10月25日(金)
参加対象:一般

 

九谷焼及び陶磁器の価値や贋作などの鑑定方法について解説し、実際に真作の陶磁器を鑑賞して真贋を見極める目を高めたいと思います。

高価な陶磁器等を鑑賞します。
「ルーぺ」や「虫メガネ」(小中型)があればご持参ください。

 

講  師:崎浜 聡 氏(幼児教育学科准教授)

 

お問い合わせ

北陸学院大学 学術情報研究・社会連携センター
TEL:076-280-3856 (月~金 9:00~17:00)
mail:redec@hokurikugakuin.ac.jp

  *パソコンからのメールが受け取れる環境でご連絡ください。

REDeCセミナー 情報

【開催報告】災害被災地をたずねて~私たちにできること~

2023/10/25 (水)

10月7日(土)に冬の連続公開講座「災害被災地をたずねて~私たちにできること~」が開催されました。講師は北陸学院短期大学保育科を1970年に卒業された川渕映子さん。

活動の原点は戦時下のベトナム。以降、自然災害や紛争で苦しむ世界各地の住民、中でも高齢者や子どもたちの元に駆けつけ、必要な支援を続けてきました。思いの強さはもちろんのこと、思いと行動とのあいだには、「自発性」「責任性」「利他性」「継続性」「無償性」「公共性」「先駆性」など、ボランティアの活動原理ともいえる要素が話題の随所から溢れていました。
講演に参加した学生にとっては刺激的な時間となったようです。

「私はやりたいと思う気持ちはあるけれど、行動に移す事ができなくて困っていました。しかし、川渕さんの話を聞いて、自分ができることからすることに意味があると学びました。そして、自分の出来る範囲内で出来ることを行う必要があると知り、自信を持って取り組んでいきたいと思いました。」

「ボランティアを通して自分に何ができるのかを考えて行動に移すことが大切だと学んだ。自分に出来ることが何なのか探すことが支援につながると聞いて、些細な事でも支援に繋がると感じた。一歩踏み出す勇気を出すことで、支援やボランティア活動に参加できると思った。」

 3年半の新型コロナウイルス感染症の不安から、世界に向け一歩を踏み出すことにためらいを覚える若者がこの数年増えたように思います。しかし、川渕さんの思いと行動力、発想力背中を押された学生が何人もいたようでした。

1 12 13 14 207