受験生の方

「みっしょん ほいく まなVIVA」 保育者研修を開催しました

2021/11/12 (金)

10月31日(日)、「みっしょん ほいく まなVIVA」研修会(金沢市委託事業)を開催しました。テーマは『子どもたちの安全対策を意識した散歩をするということは…?』

と題して、いしかわ自然学校の木谷一人先生(きーさん)、木谷あけみ先生(あっちゃん)を講師にお迎えし、実際の散歩を通して保育者自身が心を動かしながら、次代を担う子どもたちに育みたい力について、改めて散歩や戸外活動の中で本当に必要な安全管理とはどのようなものなのか考えていきました。

 秋晴れの気持ちの良い日となり、色づいた木々に囲まれた三小牛キャンパスに石川県内から14名の保育者の方々がお集り下さり、実際に散歩に出かけ体験をした後、感じたこと、気付いたことなどをワールドカフェ形式で学び合いました。

 散歩は2通りで、保育者の投げかけ方や見守り方により子ども達がどのように感じるのか実際に体験していきました。歩きながら「こんな時どうする?」「勇気があれば触ってごらん」と投げかけられることが多く、自分たちの興味あるものを見つけながら進んでいく散歩と、まず注意事項をしっかり先生が伝え、列になり歩き、参加者が見たいものがあっても「そろそろ行くよ」の声があり予定通り進めていく散歩でした。

 

【ご参加いただいた方々の学びの声です♬】

・自由に動ける散歩の楽しさを心から実感できた。

・散歩というと、保育士が先頭という決まりのように感じていたけど、「“周り”で見えるところならいいよ」という声かけはゆったりと自由に散歩できるので、場に合わせて散歩の仕方を変えたいと思いました。

・子どものように遊ぶ中で、自分が「行くよ。列になって」と言われた時、どんな気持ちになるか初めて経験できた。

・改めて「目的地へ行く」ということを重視した散歩が多かったと思った。

・街中での散歩はどうしても制限があるなと思っていましたが、自分自身が制限していたのだと知り見直すきっかけになった。

 

散歩を通して子ども達がそれぞれに学ぶであろうことを体験し、それらの学び方の多様さを理解して年齢や場、子どもの興味などに応じて変化していく柔軟さが保育者には必要であることや、そのような体験から子ども達自身、危険回避、安全に関して、自分事として捉え感じて、気付いて学んでいくことにつながることを改めて知りました。

講師の木谷先生、ご参加いただいた先生方、ありがとうございました。

これから寒い冬になる前のひとときです。秋の深まりをどうぞ子どもたちと豊かにお過ごしください…。