2023/12/21 (木)
12月9日(土)、米泉小学校体育館において「あそVIVA☆クリスマスin米泉」を行いました。このイベントは、金沢市教育委員会・生涯学習課と本学との包括連携事業「放課後子ども教室」支援事業の一環として行っているもので、今年度で6年目の開催となります。
ここ2~3年間のCOVID-19禍中においては「子どもたちにできるだけのことをしたい」という米泉子ども会の保護者の方々や学生たちの思いから、「プレゼント企画」という形で開催してきましたが、少しずつ日常を取り戻し、様々なイベントも通常通り開催されるようになり、今回のあそVIVAも子どもたちとふれあえる機会となりました。
教育学部の1年次生全員が学科必修科目「キャリアデザインⅡ」の一環で内容を企画し、9月から、約6名ずつのグループに分かれ、児童たちが楽しめるゲームや遊びのブースを製作、準備に取り組んできました。
“BANKボーリング&コロコロテープ” “釣り師の楽園:魚たちの舞台” “わたしはだぁれ?” “スモールすごろく” “ねらえ!なげろ!あてろ!Xmas cake”。どのゲームもネーミングから興味を持ってもらえるよう考え、内容やルールはオリジナルなものや様々なゲームの要素を混ぜて工夫していました。
児童たちはそれぞれのブースを回りツリーのポイントカード(学生製作)にシールを貼って飾りが増えていくのも達成感があったようです。
今回は米泉校区児童約207名が参加されました。
感染拡大防止のため、子ども会保護者の皆さまによる町内別分散集合の段取りもあり、訪れる子どもたちは混雑なく、順次流れるようにやってきました。
これから実習に向かう1年次生はまだ実際に子どもたちとふれあう機会は少ないため、始めは緊張したり、次々集まってくる子どもたちに対してうまく対応することに戸惑ったりする姿もありましたが、仲間と協力して少しずつ緊張もほぐれ、笑顔で一緒に楽しむ姿へと変わっていきました。
◆参加してくださった児童の声
4年生男児:「全部ゲーム回った!全部おもしろかったよ!」
3年生男児:「ケーキでいちごねらった!倒せた!」
4年生女児:「靴下に絵を描くのが楽しかった。ママの分も作ったの。ママにプレゼント♪」
1年生女児:「みんな優しかった。来年もまたお姉さんたち来る?」
◆学生たちの声
「次々子どもたちが来て、臨機応変に声をかけ混雑しないようにするのが難しかった。」
「子どもたちが笑顔でゲームに取り組んでいて、頑張って準備して良かった。」
「学生同士、役割分担や内容をきちんと共有すること、事前の準備が大事だと分かった。」
「一つのブース内に2つの遊びがあったのだけど、子どもたちの動き(流れ)を想像する必要があった。」
保育者・教師を目指す学生にとって、普段からの仲良しか否かに関わらず「目的を共有する集団」として協働し、企画・運営を行う今回の経験が、今後の実習等を下支えする豊かな力になってくれることを願っています。
学生たちに実践の機会をご提供くださり、力強くサポートしてくださった米泉子ども会保護者の皆様、米泉公民館の皆様に厚く御礼申し上げます。